専門卒の転職3つのポイントとおすすめ転職サービス6選


専門卒での転職は不利になるのか?気になることはあるだろう。

新卒の就職活動は学歴によって足切りがあるという話を聞いた方もいるかもしれない。このように聞くと、転職でも一緒だろうと思い、転職したくても中々一歩踏み出せないのではないだろうか。

しかし、私は転職エージェントでキャリアアドバイザーとして働いてきた経験があり、その中で専門卒の方の転職を数多くサポートしてきた。まず結論から言うと、専門卒でも転職はできる。学歴を気にされている方は、まずそのことを頭に入れておいてほしいと思う。

そうは言っても、専門卒であることによるハンデがあるのかどうかなどは気になるところだろう。そこで、この記事では専門卒で転職活動をする上でのポイントやおすすめの転職エージェントについて紹介していきたい。

1.専門卒であることが転職の足かせになるか?

経験上、専門卒の方が最も気にされていたのが、専門卒であることが転職に関係するか否かである。答えを言うと、関係すると言えばするし、しないと言えばしないということになる。その意味について、これから説明していきたい。

1−1.学歴によるフィルターは少なからずある

まず、現実として学歴による足切りを設けている企業は少なからず存在する。だが、ここで悲観はしてほしくない。

例えば、外資系企業であれば海外大学卒業者や留学経験者、帰国生などを優遇するが、これも学歴による足切りではある。企業が全ての応募者と会うことが不可能である以上、書類選考で過去の経験を基に判断するということはどうしても発生してしまうのだ。外資系企業の例を見れば分かるが、これは専門卒だからどうというわけではなく、大卒でも発生する話なのだ

1−2.新卒採用と比べて学歴が関係なくなるのが中途採用

そしてここから特に注目してほしいのだが、新卒採用と比べて中途採用では遥かに学歴が採用に関係しなくなるのだ。なぜか?

新卒採用では、その年に卒業した学生が一斉に応募してきて、企業側は短期間でそれらの学生を一斉に選考していくことになる。そして、企業側はその選考業務を限られた人員で回していかなければならない。

このとき、大量に応募がある中で全ての応募者に会えるかというと、それはとても不可能な話である。そうなると、書類選考などで足切りを行う必要が出てくる。ここで問題となるのが、社会人経験のない学生を判断する材料として学歴が一番わかり易く利用されるという点だ。残念なことではあるが、新卒一括採用という日本のシステムにも原因があるので、一概に企業側が悪いとも言い切れない部分もある。実際に新卒の採用業務は途方もないほどの忙しさなのだ。

だが、中途採用はどうだろう?

中途採用は新卒採用のように、一斉に大量の人が応募してくるわけではない。そのため、企業側も足切りを設けなくとも回していける余裕が、新卒採用と比べてあるのだ。だからこそ、中途採用では新卒採用と比べて遥かに学歴が関係しなくなるのだ

1−3.重要視されるのは前職の経験

そもそも中途採用では基本的に応募してくる者が社会人経験者となる。そして社会人で重要となるのは、学歴なんかよりも前職での経験だ

そのため、採用担当者も学歴よりも前職経験を重点的に見て、応募者の合否を決めていく。このこともあり、新卒採用と比べて学歴による有利・不利が一気になくなるのが中途採用なのである

だが、ここで不安になる方もいるだろう。例えば、自分の社会人としての経験に自信がない方や、専門学校を卒業してから社会人を経験していない方だ。このような場合、やはり学歴によって落とされてしまうのだろうか?

ここで、思い出してほしいのが、中途採用が新卒採用と比べて一斉応募が少ないという点。そのため、採用担当者も書類選考でバサバサと足切りをしなくても、人と会う余裕があるのだ。このことから、前職経験に自信がなかったりそもそも社会人経験がなくとも、面接まで辿り着ける可能性が高くなるのだ。

とはいっても、自分の前職経験に全く関係のない職種や業界に転職したいのであれば、絶対に外してはならない鉄則がある。そのことについて、次に説明したい。

2.職種・業界を変えたいなら、”なるはや”が鉄則

次に話すことは、専門卒だからということは関係なく、全ての方に共通する話だ。未経験の職種・業界にチャレンジするのであれば、誰であっても”なるはや”が鉄則なのだ。その理由について説明したい。

2−1.”若さ”は20代最大の武器

意外と見過ごされがちだが、20代最大の武器は”若さ”である

企業が若手を採用するのは、今後長らく戦力として活躍してもらいたいと考えているからだ。だからこそ、未経験であろうとも教育をしてくれる。一方で、社会人を長く経験しているベテランに対して、若手と同じ教育コストをかけたいと思うだろうか?当然、ベテランには即戦力として働いてもらいと企業側は考えるだろう。これから企業内で戦力として活躍できる期間が違うのだから、当たり前だ。

若いからこそ、大した経験がなくとも甘く見てくれるし、教育コストがかかってでも企業は採用したいと考える。“若さ”はそれだけで価値があるのだ
参考記事:20代の転職は可能性に溢れている。20代転職5つのポイント!

2−2.歳を重ねるごとに同じ職種・業界にしか転職できなくなる

逆に言えば、歳を重ねるごとに未経験職種・業界への転職は難しくなる

例えば、「転職は十分に経験を積んでから」という話を聞いたことがあるだろう。この考え方は同じ職種・同じ業界で転職を考えているのであれば、全く問題ない。即戦力としてアピールすることができるからだ。だが、未経験の職種・業界に転職したいのであれば、この考えは危険である

なぜなら、未経験の職種・業界に転職するということは、その職種・業界の新人として入社するということだからだ。新人ということは、企業からすると教育コストがかかる存在となる。そうなると、当然若い方がいいと考えることが想像できるだろう。

もし新しい職種・業界でチャレンジしたいのであれば、とにかく早く動くしかない。重ねて言うが、これは専門卒に関係なく、全ての方に言えることだ。

3.未経験から転職する場合におすすめの職種

これから話すことも、専門卒だからというわけではなく、全ての若手に共通して言えることだ。転職というのは、しやすい職種としにくい職種がある。例えば、いきなり未経験でマーケティングをやりたいと言っても、かなり難しいのが現実だ。なぜなら、職種としての専門性が高く、そもそもの募集人員が少ないので、未経験から採用するメリットが企業にとって少ないからだ。

そのため、どのような職種だと未経験で転職しやすいか、しっかり理解しておく必要がある。この点を理解することで、転職を有利に進めることができるだろう。

3−1.大手なら接客・販売・コールセンター

まず大手への転職を目指す場合におすすめなのが、接客・販売・コールセンターだ。

全国展開できるレベルの企業となると当然大手となるが、全国に展開しているだけに接客・販売社員は常に募集しているような状態となり、大手でありながら入社しやすいのが特徴だ。大手企業となると福利厚生もしっかりしているので、その点も魅力。

もちろん、対面でコミュニケーションを取り続けなければいけない接客・販売ならではの大変さもあるので、それを避けたい場合におすすめなのがコールセンターだ。コールセンターは残業が少なく、シフトも融通がききやすいので、どちらかというと大手でワークライフバランスを重視したい方におすすめだ

ただし、どちらの職種も給与の上がり幅は決して多くはないので、長期的にガツガツと給料を高くしていきたい場合には、その他の職種も検討してみよう。

3−2.ハードルは高くなるが大手も多い営業職

営業職も大手の求人が多い。しかし、大手で未経験からでもチャレンジできる営業職となると、ほぼほぼ新規営業になるので、業務としてはそこそこハードであることは覚悟しておこう

また、接客・販売・コールセンターがある程度年齢を重ねても比較的採用されやすいのに対して、営業職は20代後半から未経験で採用されるのは難易度が高くなる。総じて採用ハードルは接客・販売・コールセンターよりも高くなると考えておこう。

一方で、営業職は大手以外にもベンチャー・中小と幅広い求人があり、求人のバリエーションに最も富んでいる。様々な企業を見比べられるのが魅力的だ。しかも、大手の未経験OK営業職は新規営業が多いの傾向なのに対して、中小企業の営業職はしっかりと選べばゆるいものも結構ある

さらに、営業で経験を積んでおけば、その後の転職もしやすく、キャリアアップによる給与アップができる。営業職はきついイメージがあるだろうが、それだけに将来的なリターンも期待できるので、給与を長期的に上げていきたい方にはおすすめだ。

3−3.専門性を身につけたいならITエンジニア

今がチャンスの職種としてはITエンジニアをおすすめしたい。

ITエンジニアは専門性が高く、未経験からはとてもチャレンジできないと考える方が多いが、全くそのようなことはない。というのも、エンジニアの需要に対して採用が全く追いついていない、完全なる人手不足状態だからだ。人手が不足しているので、教育コストをかけてでも未経験を採用していく企業が多く、専門的な職種に未経験からつける大きなチャンスがあるのが最大の魅力

しかも、未経験でもどんどん採用しているくらいだから、経験者ともなるとその後いくらでも転職ができてしまう。未経験からチャレンジができて、その後転職によって比較的カンタンに給与を上げていける、穴場の職種とも言える

ただし、未経験からスタートする場合は、最初の1年は教育期間として給与は低めに抑えられていることが多い。
参考記事:インフラエンジニアの面接対策ポイント5つ

4.専門卒の転職ポイント3つ

それでは専門卒としての転職ポイントについて紹介していきたい。これまでの内容で、専門卒だからどうこうということはあまりなく、若手が転職で注意すべきポイントは基本的に共通していることがわかってもらえただろう。

だが、これから紹介する内容で、一部分だけ専門卒だからこそ注意すべきポイントがあるので、その点はぜひ読んでいただきたい。

4−1.とにかく若いうちに転職

まず、すでに詳しく話した通り、未経験業界・職種に転職するにはとにかく若いうちに転職すべきである。未経験での転職は歳を重ねるごとに難しくなるからだ。

さて、ここで一点だけ気をつけていただきたいのは、専門卒の場合は他の方よりも少しだけこの点を意識した方がいいということだ。これは、学歴が専門卒だからという理由ではなく、専門卒が新卒で入社する企業に関係がある。傾向として専門卒の方は、自身が専門学校で勉強した内容に関連した業界・職種で社会人になることが多いからだ。つまり、一般的な大卒と比べて”色”が濃い業界・職種についていると言える。例えば美容師の専門学校に通っていれば美容師になっている方が多いだろうし、調理の専門学校に通っていれば飲食関連の会社に勤めていることが多いだろう。

別にこれは悪いことでもなんでもない。その分野での専門性が高いということであり、同じ業界・職種で転職しようと思えばしやすいはずだ。ただ、それ以外の分野への転職となると話は変わってくる

大卒でも”色”が濃い業界・職種についていれば同じなのだが、傾向としては大卒は専門性を磨いてきたわけではないので、どちらかというと汎用性の高い職種につくケースが多く、その結果としては転職の選択肢は幅広くなる。例えば、営業職として新卒入社するケースがそれに該当するだろう。逆に言えば、専門卒から汎用性の高い営業職・エンジニア職に新卒として入社していれば、条件は一緒であり、それほど気にする必要はない。

とにかく、”色”が濃い業界・職種を経験している場合は、未経験での転職をするにはなるべく早い方がいいのである。

4−2.20代特化型転職エージェントを利用する

20代で未経験の業界・職種に転職するのであれば絶対におすすめしたいのが20代特化型転職エージェントだ。20代特化型転職エージェントは、転職が初めての方をサポートしている経験が豊富であるため、未経験からの転職成功ノウハウは豊富に持っている。

また、専門卒という学歴を気にするのであれば、なおさら転職エージェントは有用だ。というのも正直な話、学歴でフィルターをかけている求人もないわけではない。だが、この学歴での足切りは、絶対的なものではなかったりするものだ。

転職エージェントのキャリアアドバイザーが企業に対して、「学歴なんか関係なく人柄がとにかく素晴らしいし、絶対に活躍する。ぜひ会ってくれ。」というようにプッシュをして、面接にこぎつける例は結構多い。

中途採用は学歴よりも前職経験やその人自身が持っているポテンシャルが重要視されるからこそ、このようなことが起こる。有利な転職を進めるには転職エージェント、特に若手に特化した20代特化型転職エージェントの利用は必須だ。

4−3.職種を絞って転職をする

未経験での転職をする場合は、なるべく職種は絞るようにしよう

そもそも未経験で応募できる求人は少ないので、職種としてはさきほど紹介したものが主なものになる。その中でもなるべく、一つに絞って転職活動をしていった方がいい。

というのも、いろいろな職種を受けると、面接での志望理由も一貫性がなくなってしまうからだ。

5.専門卒におすすめの転職エージェント6選

それでは最後に専門卒の方におすすめの転職エージェントを紹介したい。20代特化型転職エージェントメインに使っていただきたいが、地域によっては拠点がないこともあり、その場合は他の転職エージェントを利用するしかない。

5−1.20代の転職相談所

20代の転職相談所

20代の転職相談所

20代の転職相談所』は既卒・第二新卒を対象とした20代特化型転職エージェントだ。

応募する企業がどのような企業なのかしっかりと調査をしており、あなたにあったベストな企業をサポートしてくれるのが何よりの強み。また、隠れた優良企業の求人が多く、他の転職エージェントでは見つからない企業を紹介してくれるのも嬉しい

サポート力にとにかく評判があるので、マンツーマンでサポートしてほしい方におすすめだ。拠点は東京・大阪・横浜・名古屋にある。

5−2.ウズキャリ

ウズキャリ

ウズキャリ

ウズキャリ』も20代特化型転職エージェントとして有名なサービスだ。

キャリアアドバイザーが全員第二新卒・既卒からの転職経験者なので、同じ立場の者からアドバイスを受けられるのが特徴。また、エンジニアの転職にかなり力を入れており、実際の転職活動前にエンジニアとしての知識を身につけていく集団研修も行われているのが魅力。ちなみに研修を受けるのは必須というわけではない。

エンジニアを目指している方は特におすすめだが、もちろんその他の職種での転職もOKだ。拠点は東京・名古屋・大阪にある。

5−3.ジェイック

ジェイック営業カレッジ

ジェイック営業カレッジ

研修サービスを提供しているサービスとしてもう一つおすすめなのが、『ジェイック』だ。こちらも20代特化型転職エージェントである。

ジェイックは営業に特化した研修が特徴であり、転職活動の前に一からビジネスマナーを教えていくサービスを行っている。多少ハードな面もあるが、それだけに営業として実際に転職できたら、自信を持って業務に臨めるだろう。しかも、転職後のアフターサービスもやっており、転職後に悩みがあったら相談できるのも嬉しい。

営業として一からやっていきたいのであれば、おすすめだ。拠点は東京・横浜・大阪・名古屋・福岡にある。

5−4.Aidem Smart Agent

アイデムスマートエージェント

アイデムスマートエージェント

Aidem Smart Agent(アイデムスマートエージェント)』は20代以外も使っているサービスだが、20代に特に強い転職エージェントである。

研修などはなく20代だけに特化しているわけではないのだが、アイデム自体が歴史ある企業で、昔から人材という分野で活躍してきた安心感がある。サポート力も定評があるので、初めての転職で不安の方にはおすすめだ。

運営企業が歴史ある方が安心できる、という方にはおすすめしたい。拠点は東京・大阪・名古屋にある。

5−5.クリーデンス

クリーデンス

クリーデンス

クリーデンス』はアパレル系の転職に特化した転職エージェントである。

こちらは20代特化型というわけではないが、専門卒業後にアパレル企業に勤めた方のステップアップにはかなりおすすめ。このように業界に特化した転職エージェントはそれほど多くないので、貴重である。しかも運営はパーソルキャリアという超大手企業。

アパレル業界に特化しているので、万人にはおすすめできないが、アパレル業界でのキャリアアップを図りたいなら登録してみよう。

5−6.リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は転職エージェントとして業界No.1の超有名転職エージェントだ。

超大手とあって、安心感は抜群。求人の量は圧倒的で、ここで見つからない求人はないと言ってもいいほどだ。ただし、人気エージェントだけあって登録者も多く、サポート体制は20代特化型エージェントには劣る。

しかし、全国に拠点があるので、これまで紹介した転職エージェントの拠点が近くにない場合は、まずリクルートエージェントに登録しておけばいいだろう。


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