就活失敗!?就活が終わらない方の、今からの動き方


新卒採用スケジュールが見直され、短期決戦化した就職活動。早い段階で内定をもらう就活生が続出する一方で、動き出しが遅かったために応募できる企業も少なくなり、就活が終えられないという状況に陥っている学生もいるだろう。

例年よりも就活終盤戦を迎える時期が早くなった今年、現時点で就活が終えられていなかったら就活失敗となってしまうのか。今から動き出しても遅いのか。

個人的には就職することが唯一の選択肢だとは思わないので、就活に失敗したところで大した問題ではないとは思う。また、例え就職以外の選択肢を考えていなかったとしても、現時点からの巻き返しは十分に可能である。

そこで、人材業界で新卒・中途の採用をサポートしてきた身として、今の時期からの就職活動の動き方について紹介したいと思う。

1.短期決戦の背景

そもそも就職活動がここまでの短期決戦となってしまったのは、前述したように新卒採用スケジュールが大幅に変更されたからである。そこで、なぜ採用スケジュールの変更が短期決戦を招いたのかについて、以下で説明したいと思う。

1−1.採用スケジュールの変更

2015年卒の新卒採用は、12月にエントリーが解禁され、4月頃から選考・内定出しが始まるというスケジュールだった。しかし、2016年卒の就活から、3月にエントリー解禁、8月から選考・内定出しと大幅にスケジュールが変更された。

学業への専念を目的に行われたスケジュールの後ろ倒しだが、一方で当たり前ではあるが就職活動の超短期決戦化を招いた。さらに、2017年卒からはエントリー解禁時期はそのままに、選考・内定出しが6月に変更されたのだ。

この結果として、早い段階で内定を出す企業が続出し、2016年7月末時点における内々定率は72.7%であり、なんと前年の8月時点の内々定率を超える水準となっている。
2017年卒マイナビ大学生就職内定率調査

内々定率が高いことは就活を終える学生が増えることも意味し、実際に2016年7月末時点で就職活動を継続する学生割合は43.7%と前年(52%)・前前年比(46.2%)で低くなっている。つまり、例年よりも就職活動の終盤戦を迎えるのが早くなっているのだ。

1−2.母集団形成に必死な企業

エントリー解禁から選考スタートまでの時期が短くなったことは、企業にとって採用母集団を形成する十分な時間が取れなくなったことを意味する。

そこで、就活解禁前からインターンを行い早期に母集団を形成しようと考える企業が増加した。インターンも就職活動の一貫と考えれば、実質的に就活の開始時期は変わっていないという見方もある。

ただ、それでも母集団形成が間に合わない場合は、とにかく少しでも良いと思った学生には内々定を出して囲い込まなければ、他の企業に流れていってしまう。

1−3.動きが早い学生が有利

今年に限った話ではないのだが、動きが早い学生の方が就職活動では有利だ。しかも、今年は早い段階で母集団を形成したい企業が多かったこともあり、なおのこと動きが早かった学生は多くの内定を得られたはずだ。

逆に、超短期決戦である今年の就職活動において、動きの遅さは直接的に就職活動に響いてくる。なぜなら前述した通り、例年よりも就職活動の終盤戦を迎えるのが早くなっているからである。

周囲で就職活動を終えている者が多くなるにつれ、まだ就職活動を終えていない学生の焦りも大きくなっていくだろう。だが、動きが遅かったからといって諦める必要はない。今からでもしっかりと就職活動を行えば、内定は得られる。

2.新卒採用に困っている企業はいくらでもある

就職活動が終盤戦を迎えたとしても、応募する企業が全くなくなるかというと、そんなことはない。というのも、新卒採用に困っている企業はいくらでもあるからだ。特に知名度のない中小企業は、インターンでも人気はないだろうし、短期決戦によって企業説明会も十分に開催することができなかっただろう。そのような企業は、就職活動の終盤戦だろうと採用を続けるのだ。

2−1.知名度のない中小企業にも優良企業はある

終盤戦でまだ採用を続けている企業は大した企業ではない。このように考えている方もいるだろう。

だが、知名度のない中小企業にも優良企業は多い。それに、中小規模だからこそ、責任のある仕事を任せられるような、成長するにうってつけの環境であったりする。ついつい志望企業を世間的な認知度で決めがちではあるが、そのことによって視野を狭めてしまうのはもったいないことだ。

そもそも、大学卒業後3年以内に離職をしてしまう者の割合は全体の3割だ。離職を検討している者も含めればその割合はさらに大きくなるだろう。つまり、新卒で入社した企業とミスマッチを起こしてしまう者は多いのだ。
※参考記事:第二新卒とは〜第二新卒の転職ポイント〜

就活終盤戦になってしまうと選り好みはできなくなる。であれば、人気はなくとも立派な事業を行っている中小企業も選択肢に含めていくべきだ。

2−2.「選びすぎ」で決まらないのは避けるべき

また、内定を得ているならまだしも、内定を得ていない状態で企業を選びすぎて結局内定が決まらないという状況は避けるべきだ。

就職せずに卒業する者を”既卒”と呼ぶが、既卒になると一気に就職の選択肢が狭まる。もちろん、既卒を否定しているわけではなく、あくまで”就職をする”という観点から考えると不利であるという意味だ。
※参考記事:既卒とは

就職したいと考えていたのに、企業を選り好みしすぎた結果、就職する上で不利になる状況は本末転倒である。例え希望の企業でなくとも、一度就職さえしてしまえば、その後転職によってキャリアチェンジのチャンスはいくらでもある。

中途採用市場では、社会人経験の有無が重要視される傾向にある。その点、既卒からの就職よりも一度就職してしまって転職した方が圧倒的に有利なのだ。

3.今からの就活は就職エージェントを活用!

それでは、今からの就活は具体的にどのように行えばいいだろうか。リクナビ・マイナビといった求人サイトを活用する方は多いだろうが、今からの時期であれば就職エージェントを利用することをおすすめする。
※参考記事:就活の新しいカタチ。おすすめの就職エージェント5選!

母集団形成に苦戦するこの時期、就職エージェントを導入している企業は少なくない。また、就職エージェントはサービス内容も充実していて、自信のない学生にとっても大きな助けになるはずだ。

それに、就職エージェントでは企業のニーズと学生の希望が合致している場合にのみ求人紹介を行うので、求人サイトから応募するよりも選考通過率が高くなる傾向にある。その点、就職活動をスムーズに進められるだろう。以下、いくつかおすすめの就職エージェントを紹介する。

3−1.いい就職.com

いい就職.com

いい就職.com

いい就職.com』はミスマッチの予防に力を入れている就職エージェントだ。

登録すると、専任のアドバイザーが担当としてつき、就活生の希望を聞きながら最適の企業を紹介してくれる。書類添削・面接対策ももちろん行ってくれる。

ミスマッチの予防に力を入れているだけあり、求人企業の取材を丁寧に行っており、アドバイザーの企業に対する知識も深い。さらに、企業の人事・社長と直接会える説明会も積極的に開催しているため、じっくりと自分に合った企業を探すことができる。

求人は中小企業が中心だが、いい就職.comでしか扱っていない求人も多い。自分に本当に合う企業を探すのであれば、是非おすすめしたい。もちろんサービスは無料だ。

3−2.Meets Company

Meets Company

Meets Company

MeetsCompany』は座談会形式の合同企業説明会に参加して内定を目指す就職エージェントだ。

最大8社の企業と一気に会うことができ、その場で企業に関する説明を受けながら、疑問を直接聞くこともできる。合同企業説明会で気になる企業があれば、選考に進むこともできる。選考中はアドバイザーが担当としてつき、いつでも就活に関する相談をすることができるのも心強い。

企業のことを深くしることもできるし、複数企業に一度に会うこともできるので、メリットは多いだろう。サービスは無料で、合同企業説明会に何度参加してもOKなのも嬉しい。

3−3.リクナビ就職エージェント

リクナビ就職エージェント

リクナビ就職エージェント

正統派な就職エージェントとして紹介しておきたいのは『リクナビ就職エージェント』。

さすがリクナビだけあって求人数は多いし、学生の利用数も多い。手厚いサービスならいい就職.comだが、求人数を重視するのであればリクナビ就職エージェントだろう。

4.就活失敗?卒業してしまったら、既卒対象の転職エージェントを活用!

今からの就職であれば就職エージェントの活用をおすすめするが、仮に就職先が決まらずに卒業してしまったらどうするべきか。前述した通り、既卒での就職活動はかなり不利だ。だが、全くもって不可能ではない。もちろん、選り好みすることはできなるが、既卒でも十分に就職は可能だ。

ただし、既卒で就職するのであれば、既卒を対象とした転職エージェントを活用することをおすすめする。既卒を対象としていないサービスだと、サービスを受けられない可能性があるからだ。以下、いくつかおすすめの既卒対象転職エージェントを紹介する。

4−1.ジェイック営業カレッジ

ジェイック営業カレッジ

ジェイック営業カレッジ

ジェイック営業カレッジ』は研修型の転職エージェントだ。2週間の就職講座でビジネスマナーや営業研修を受け、その後合同企業説明会・選考へと進み、内定を目指すことになる。

企業が既卒を採用する上で懸念となるのは、やはり社会人経験だ。その点、事前に研修を受けていれば、企業も採用する上で不安が軽減されるだろう。さらに、研修を受けた登録者にとっても、社会人を目指す上で自信にもなるはずだ。

就職成功率も80%と高水準であり、就職をしたいという強い想いがある方におすすめのサービスだ。

4−2.いい就職.com

いい就職.com

いい就職.com

就職エージェントとしても紹介した『いい就職.com』。

サービス内容は前述した内容と変わらないが、実は既卒もサービス対象としている。ミスマッチなく、じっくりと就職先を探したい方にはおすすめだ。

4−3.ハタラクティブ

ハタラクティブ

ハタラクティブ

レバレジーズが運営する『ハタラクティブ』も既卒を対象とした転職エージェントだ。

正統派なサービス内容であり、実績も豊富だ。

5.まとめ

若い人材を求めている企業は数多い。視野を狭めてしまうと、そのような企業に出会えないが、選択肢を幅広く持つという意識さえ持っておけば出会えるはず。

就活が終わらない方も今から就活の方も、不安や焦りがあるとは思うが、これからでも巻き返す方法はある。求人サイトからの応募だけにとらわれず、いろいろなやり方を模索して、内定を目指して下さい。


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