転職サービス6つの種類、それぞれの特徴と活用方法を解説!


転職活動を行う際に、多くの方は転職サービスの利用を検討するだろう。

しかし、世の中には様々な種類の転職サービスがある。そのため、各転職サービスがどのような特徴を持っているのか理解することが重要だ。それぞれの転職サービスが持つ強み・弱みを把握し、上手く併用したりすることができれば、転職活動をより有利に進めていくことができるだろう。

そこで、このページでは転職サービスの種類、それぞれのサービスが持つ特徴について紹介したい。転職活動において、どの種類の転職サービスを利用するか選ぶ際の参考になればと思う。

1.転職サービスの種類

新卒の就活においては、リクナビ・マイナビに代表されるような求人媒体が圧倒的な利用率を誇る。近年は就職エージェントも増えてきているとはいえ、新卒一括採用が中心である間は求人媒体の存在感は保たれるだろう。

一方で中途市場は、サービスの種類が豊富であり、新卒市場と異なり求人媒体に利用者が一極集中していない。なぜなら中途市場は欠員補充・体制強化など、採用ニーズが一年を通して発生するからだ。企業が特定期間に一括で採用を行う際には、求人媒体を利用するメリットが大きいのだが、一年を通して不定期にスポットで採用を行う際には求人媒体は適していないのだ。

以下、転職サービスの種類をそれぞれ紹介していく。

1−1.転職サイト(求人媒体)

転職サイト(求人媒体)は、ウェブサイト上に企業の求人情報を掲載するような転職サービスだ。新卒就活の際に利用するリクナビ・マイナビの中途市場バージョンと言えばわかりやすいだろう。

転職サイトの特徴としては、「大量募集」「緊急募集」の求人が掲載されやすい点にある。

一般的に転職サイトは「掲載課金」のビジネスモデルで運営されている。転職サイトに1ヶ月の間求人を掲載するために、何十万円という費用を企業が支払うというような形だ。求人企業は、転職サイトの圧倒的な集客力を利用して、求人を掲載することにより応募者の母数を確保し、採用活動を行っていくことになる。ただし、掲載期間は決まっているので、当然掲載期間が終われば求人の掲載は取り下げられる。

転職サイトは「掲載課金」のビジネスモデルであるため、例え応募者が誰もいなかったとしても求人企業に費用は発生する。その点一定のリスクはある。だから、「大量募集」「緊急募集」の際に利用されることが多いのだ。

また、知名度のない企業が転職サイトを利用しても中々応募者は集まらない。そのこともあり、知名度によって応募者を集めやすい大手企業との親和性が高いサービスでもある。

ただし、最近は「成果報酬型」の転職サイトもある。求人掲載の際にはお金を取らず(取るとしても一般的な転職サイトより安い)、掲載期間も無期限として、転職サイト経由の応募者が企業に入社した場合にのみ費用を発生させる方式だ。

掲載課金の転職サイトは集客力が圧倒的な大手の人材企業によって運営されている傾向にあり、成果報酬型の転職サイトは特定領域に特化したような中小企業によって運営される傾向にある。

採用ニーズの高い求人を一覧で閲覧できるのが転職サイトの大きなメリットだろう。
【掲載課金型の転職サイト例】

  • DODA
  • リクナビNEXT
  • マイナビ転職 など

【成果報酬型の転職サイト例】

  • ピタジョブ
  • Green など

1−2.転職エージェント(人材紹介)

転職サイトと並んで、中途市場において利用されることの多い転職サービスが転職エージェント(人材紹介)だ。

転職エージェントの特徴としては、登録者の一人一人に専任のアドバイザーがついて、そのアドバイザーと共に転職活動を進めていくことにある。登録者とのカウンセリングを通して、アドバイザーは登録者の適性・希望に合致した求人をピンポイントで紹介していくのである。

また、転職エージェントでは日程調整から入社交渉まで、企業とのやり取りを全てアドバイザーが登録者を代理して行う。さらに、面接対策・書類添削も行ってくれる。しかも、サービス利用は全て無料だ。このように、登録者にとっては基本的にデメリットがほとんどないのが転職エージェントの大きな強みである。

なお、転職エージェントは「成果報酬制」のビジネスモデルを採用している。求人企業に登録者を紹介し、その登録者が入社した場合に年収の30%など、あらかじめ決められた条件を基に費用をもらうのである。そのため、求人企業からしてもリスクが少ない。ただし、リスクが少ない分、一人あたりの採用単価は高くなるので、大量募集求人は転職サイトの方が適している。

ちなみに、新卒市場においては求人媒体が圧倒的な求人数を有する一方で、中途市場では転職エージェントの方が求人媒体よりも求人数を保有していることが往々にしてある。なぜなら、中途市場では求職者の動く時期もまばらであり、特定時期に一括採用していくことが新卒市場と比べて困難だからである。そのため、リスクの少ない転職エージェントを利用して、一年を通してピンポイントで人材を採用していける転職エージェントの方が柔軟に対応していけるのだ。

サービスが充実しており、(利用する転職エージェントにもよるが)求人数も多い転職エージェントは、転職活動において登録必須だと言える。
【転職エージェント例】

1−3.検索エンジン型求人サイト

アメリカなどで爆発的に普及しているサービスの種類が、検索エンジン型求人サイトである。

検索エンジン型求人サイトは、インターネット上に存在するあらゆる求人情報をロボットで収集しており、それらを横断的に検索できるサービスだ。求人検索版のGoogleと言えばわかりやすいだろう。

具体的には、リクナビNEXT・DODA・マイナビエージェント、さらには企業サイトに掲載されている採用ページなど、様々なサイトの求人情報を一箇所で検索できる。検索エンジン型求人サイトの代表的なサービスとしては、リクルートが買収したindeedが挙げられる。ビジネスモデルとしては、Googleと同じように広告枠を設ける方法を採用している場合が多い。

Googleで検索する感覚で求人を探したい方におすすめだ。
【検索エンジン型求人サイト例】

1−4.ヘッドハンティング

一般的には、経営者・経営幹部・管理職などのエグゼクティブ人材を外部から引き抜く転職サービスだ。

引き抜きを斡旋するヘッドハンターが間に立って、人材と企業を引き合わせる。ビジネスモデルとしては、転職エージェントと酷似しており、本質的に大きな差はない。ただ、”引き抜き”という性質上、どちらかというと求人企業側がヘッドハンターを使って、優秀な人材に積極的にアプローチするのが特徴である。

ハイクラスな求人を扱うことが多いが、必ずしも管理職以上である必要はない。ただし、求人の質は高いため、実績を残している方や特定のスキルに特化している方でないと中々ヘッドハンティングの対象にはならない。
【ヘッドハンティングサービス例】

  • ビズリーチ

1−5.スカウト

求人企業が登録者に対してスカウトメールを送って、採用を行うサービスがスカウトサービスだ。転職サイト・転職エージェントにおいて、”機能”としてスカウトメールを実装していることも多く、スカウト単体でサービス提供を行っているケースはそれほど多くはない。

また、転職エージェントが自社で保有している求人に合った求職者を探すためにスカウトサービスを利用することも多く、送られてくるメールが全て求人企業のものとは限らない。

ビジネスモデルとしては、スカウトメール1通あたりの配信○○円という形式の場合が多い。

1−6.ハローワーク

ハローワークは、国が運営する転職支援サービス。

仕組みとしては転職エージェント(人材紹介)と同様だが、求人企業側に費用が発生しないという違いはある。そのため、費用をかけて民間の転職サービスで採用を行う余裕のない企業が求人掲載を行うケースが多い。

ブラック求人が多いという噂もありますが、法律改正などによって定められた情報公開を行わない求人については掲載を拒否できるようになったりと、対策自体はなされている。

ただ、民間運営ではないため職員のモチベーションが低いことも少なくはなく、サービスレベルは決して高いとは言えない。

2.それぞれのサービスを活用方法

転職活動を行う際には複数サービスを併用して、それぞれの強みを活かしながら進めていくこともできる。以下では、活用方法例を紹介したいと思う。

2−1.転職活動の中心は転職エージェント

転職活動において、主に利用する転職サービスとしては転職エージェントが最もおすすめだ。

大手の総合転職エージェントであれば、転職サイトよりも求人数は多いし、それでいて転職活動のあらゆる面倒な手続きを代理してくれることによって活動負荷も軽減される。働きながら転職活動を行うのであれば、この点は嬉しいはずだ。書類作成・面接に不安があれば、書類添削・面接対策も行ってくれるので安心して選考に臨める点も大きなメリットだ。

もう既に応募企業が決まっているのであれば、企業の採用ページから直接応募するのも手だが、そうでなければ必ず登録しておきたいサービスだ。
参考記事:転職の際に必ず登録しておきたい!総合転職エージェント7選

2−2.転職サイト・検索エンジン型求人サイトで企業選び

転職サイトには大量募集・緊急募集など、旬な求人情報が掲載されることが多い。転職サイトで求人掲載を行うということは、多少のリスクを取ってでも人材を募集したいということであり、企業の採用ニーズが高い証拠でもある。こういった求人情報を検索するには、やはり転職サイトが向いている。

また検索エンジン型求人サイトであれば、あらゆる転職サイト・転職エージェント・採用サイトの求人を検索できるので、登録サービスに囚われない仕事探しができるだろう。

転職エージェントの利便性を考えると、メインサービスは転職エージェントにしたいが、自分自身で積極的に求人を検索していくことによって、新たな企業に出会える可能性もある。そういう意味では転職サイト・検索エンジン型求人サイトはおすすめだ。特に、検索エンジン型求人サイトであれば、転職サイト・転職エージェントで取り扱われていない求人も検索することができるので、思いもよらない優良企業を発見できることもある。

2−3.ヘッドハンティング・スカウトは、気になる企業があれば応募

ヘッドハンティング・スカウトサービスは、基本的にはヘッドハンター・求人企業側からのアプローチを待つ、受け身の転職サービスである。

明確に転職時期を決めているのであれば、受け身のヘッドハンティング・スカウトサービスは向いていないが、逆を言えば転職をまだ考えていなくとも、「良いところがあれば転職してもいい」という温度感の方でも利用できるサービスだ。

転職するしないにかかわらず、”とりあえず登録する”という気持ちで登録してみよう。

2−4.民間で採用が決まらない場合はハローワークを利用

民間の転職サイト・転職エージェントを利用しても中々採用が決まらないような場合には、ハローワークの利用も検討しよう。

サービスや求人の質を考えると、基本的には民間の転職サービスの方がおすすめではあるが、年齢や地域などによってはサービスを受けられなかったりするといった事情もある。その場合には、ハローワークの利用も一つの手だ。

3.まとめ

以上、転職サービスの種類とそれぞれの活用方法について紹介させてもらった。
転職サービスには様々な種類があり、それぞれの持つ特徴が異なる。上手く特徴を把握した上でサービスを利用することにより、転職の成功率もグッと上がることだろう。

もちろん、一つの転職サービスに縛られる必要はなく、同時に併用するのもおすすめだ。転職サービスの特徴を掴んで、上手く利用してほしいと思う。


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