履歴書における自動車運転免許の書き方とは?


そもそも運転免許は履歴書に記載すべきか?

転職活動において用意することになる履歴書には、「資格・免許」欄があります。

この「資格・免許」欄に自動車運転免許を記載してもいいものかどうか、迷った経験のある方もいるでしょう。タクシー運転手や運転代行といった、”運転のプロ”にならない限り、運転免許を有していることは強いアピールにはならず、あえて記載する必要もないと思われるかもしれません。

しかし、自動車運転免許保有の有無は、「資格・免許」として履歴書に必ず記載するべきです。

確かに多くの方が持っている自動車運転免許は、ライバルに差をつけるアピールにはなりにくい。だが、職種・業界によっては、自動車運転免許を持っていないだけで選考対象外となることもあるのです。

実際に求人サイトなどでは、”応募要件”に自動車運転免許の保有を必須条件としているケースは数多くあります。しかも、”運転のプロ”を対象とするような求人に限らずです。

この理由は都心の電車社会で生活している方にとってはイメージしづらいかもしれません。だが、地方においては公共交通機関よりも車を利用した方が、よっぽどスムーズに移動できるケースが少なくないのです。

そして、そのような地域において外回りの職種に就いた場合、運転免許がなければ仕事になりません。もし都心での求人に応募した場合でも、全国転勤の可能性がある求人であれば、同様に運転免許の保有が必須とされることもあります。

以上より自動車運転免許は履歴書に必ず記載するようにしましょう。そして、以下では自動車運転免許を履歴書に記載する際に、どのような点に注意すべきかを説明します。

把握しておきたい、運転免許の種類

自動車運転免許は大別すると、一般的な目的で運転される場合の”第一種運転免許”と、バスやタクシーなど旅客運送を目的に運転される場合の”第二種運転免許”に分けられます。

仕事として乗客を乗せて運転をする場合は、人命を預かることになるので、当然運転技術の水準は厳しく求められます。そのため、このように二種類にわけられているのです。

さらに、扱うことのできる自動車の種類によって、さらに細かく分類がなされています。

第一種運転免許

第一種運転免許にはさらに以下のような種類があります。

  • 大型自動車免許
  • 中型自動車免許
  • 普通自動車免許
  • 大型特殊自動車免許
  • 大型自動二輪車免許
  • 普通自動二輪車免許
  • 小型自動二輪車免許
  • 原動機付自転車免許
  • 牽(けん)引免許

第二種運転免許

タクシーやバスなどの旅客運送を目的に旅客自動車を運転する場合、また運転代行業務として乗客を乗せて運転する場合に必要となるのが第二種運転免許です。第二種運転免許にも以下のような種類があります。

  • 大型自動車第二種免許
  • 中型自動車第二種免許
  • 普通自動車第二種免許
  • 大型特殊自動車第二種免許
  • けん引第二種免許

道路交通法改正により追加された中型免許の定義

免許の種類は以上のように多種に及びますが、多くの方にとっては無関係のことが多いでしょう。ただし、一点注意が必要なのが”中型自動車免許”についてです。

“中型自動車免許”の区分は2007年6月2日に改正された道路交通法の改正により新たに追加された定義です。そして、中型免許で運転できる自動車は以下となります。

車両総重量 5トン以上11トン未満
最大積載量 3トン以上6.5トン未満
乗車定員 11人以上29人以下

一方で、道路交通法が改正される前に”普通自動車免許”で運転できる自動車は以下です。

車両総重量 8トン未満
最大積載量 5トン未満
乗車定員 10人以下

上記の二つを見比べてみるとわかりますが、以前の普通自動車免許で運転できる自動車の基準は、現在では中型自動車免許を保有していないと運転できません。道路交通法改正後(2007年6月2日以降)に運転免許を取得した方には関係ありませんが、道路交通法改正前に普通自動車免許を取得していた方は、このことにより履歴書における運転免許の記載方法も変わるので、留意しておく必要があります。

履歴書には省略せずに正式名称を記載

それでは、履歴書における運転免許の書き方について説明します。

運転免許の書き方一つで合否が左右されることはほぼありませんが、履歴書とは自身の経歴を正確に書くべき書類なので、運転免許はできるだけ正式名称で記載するようにしましょう。普通自動車免許を例に、書き方の参考を以下に紹介します。

■第一種普通運転免許の場合
普通自動車免許 もしくは 普通自動車第一種運転免許
■第二種普通運転免許の場合
普通自動車第二種運転免許

ほとんどの方が”第一種”の運転免許なので、第二種でない限りは”普通自動車免許”と書いて問題ありません。一方で、”第二種”を取得している場合は、区別するためにも必ず”普通自動車第二種運転免許”と記載してください。

また、オートマ限定の場合はあえて記載する必要はありません。特にオートマ限定で支障が出ることも少ないはずなので、面接で質問された場合に伝えれば十分でしょう。もし記載をしたい場合は以下のように記載してください。

■オートマ限定の場合
普通自動車運転免許(AT限定)

また、道路交通法改正前に普通自動車免許を取得した方は、車両総重量8トン未満までの自動車を運転できます。その点で、現在の普通自動車免許とは異なるので、区別するためにも以下のように記載しましょう。

■道路交通法改正前に第一種普通運転免許を取得した場合
中型自動車運転免許(8t限定) もしくは 中型自動車第一種運転免許(8t限定)

なお、取得年月日も履歴書に記載しますが、実際の免許証の左下を見れば取得年月日が記載されているので確認しておきましょう。

迷ったら、”普通自動車免許”と書く

履歴書は、自分の書き方が正しいかどうかついつい気になってしまいますよね。しかし、履歴書はあくまで求職者の経歴・状況といった事実を把握するための書類です。最低限の応募条件に合っているか否かを確認するために利用することが目的です。

そのため、細部まで気にする必要は正直ありません。

運転免許の書き方も正式名称で書くにこしたことはありませんが、もし迷ったら”普通自動車免許”と記載しておけば問題ありません。もちろん、原付免許なのに普通自動車免許と書いては虚偽になるのでダメです。また、タクシー・バス・トラックなど、一般的な運転免許で対応できない仕事に就く場合も別です。でも、あまり神経質にはならないように。

また、免許を持っているにも関わらず、それを”書かない”ということは絶対に避けてください。前述したように、職種・業界によっては自動車運転免許は応募の必須要件となっていることは多々あります。

以上、履歴書における自動車運転免許の書き方についてとなります。
参考記事:履歴書の書き方ガイド完全版!


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