職務経歴書の書き方完全ガイド!


転職活動と新卒の就職活動が異なる点として、職務経歴書の提出が挙げられる。つまり、転職活動において提出する必要のある書類は履歴書・職務経歴書の2点となる。

そして、あくまで事実情報を伝える役割を持つ履歴書と比べて、具体的にどのような職務を行ってきたか記載する職務経歴書は、選考の通過に直結する。書類選考は言うまでもないが、面接選考においても採用担当は職務経歴書を基に質問を行うので、選考を通して職務経歴書は採用可否の判断材料として利用されるのだ。

だが、書き方がある程度決まっている履歴書に対して、職務経歴書の書き方は自由度が高い。そのため、どのように職務経歴書を書けばいいか分からないという方も多い。
参考記事:履歴書の書き方ガイド完全版!

そこで本記事では、選考を有利に進められるように魅力的な職務経歴書を書くポイントを紹介したいと思う。

職務経歴書のフォーマット4つのポイント

まずは、職務経歴書のフォーマットについて紹介をする。職務経歴書を作成する上で意識してもらいたいのが、とにかく「見やすさ」だ。

忙しい採用担当者だと書類をじっくりと読む時間はない。そのため、さらっと目を通した際に、自身に関する情報を正確に伝えられるように職務経歴書のフォーマットを整える必要がある。

A4用紙1〜3枚

職務経歴書は履歴書と違って、選考の合否を左右するため、情報を充実させてアピールしたいという気持ちは分かる。

だが、情報量が多すぎても採用担当者は読みきれなくなってしまうし、力を入れてアピールしたかったポイントが埋もれてしまう可能性がある。

そこで、職務経歴書はA4用紙1〜3枚程度で抑えることをおすすめする。個人的には2枚がベストだ。3枚だと少し多いという印象を受けるし、1枚だとまとめきれないケースが多いはずだ。

見出しを使う

採用担当が、職務経歴書の全てを一言一句読んでくれるとは限らない。それに、採用担当によって重要視するポイントは異なる。

そのため、見出しを使うことによって、職務経歴書のどの部分でどのような情報について書かれているか分かりやすくするのも意識したい。

箇条書きを使う

文章を長く書いた方が、文字数も増え、職務経歴書の情報量が充実しているように見える。だが一方で、それだけ採用担当が職務経歴書を読む際の負担が増えることも意味する。

そこで、同列の情報を複数書く際には、箇条書きを使うことをおすすめする。

箇条書きを使えば、見やすくなるという利点がある上、「その部分を特に見て欲しい」というあなたから採用担当へのメッセージにもなる。

編年体方式or逆編年体方式

職務経歴書に職歴を書く方法は、時系列に職歴を記載していく編年体方式か、直近の職歴から過去に遡る逆編年体方式の2つに大別できる。

どちらを採用しても問題はない。

個人的には、よりアピールしたい職歴を先に記載できるような方式を採用することをおすすめしたい。ただ、採用担当は直近の職歴に注目する傾向にあるので、転職回数が多いような方は、直近の職歴から過去に遡る逆編年体方式が適しているだろう。

職務経歴書の書き方

それでは、職務経歴書の具体的な書き方について紹介したいと思う。

職務経歴書は大きく分けると「1+3」の構成で成り立つ。全体の「要約」が”1”で、「職務経歴」「能力・知識」「自己PR」が”3”だ。

職務経歴を書く際には、「職務経歴」「能力・知識」「自己PR」がそれぞれ「過去」「現在」「未来」に対応していることを意識すれば格段に書きやすくなる。

「職務経歴」は当然「過去」であり、「能力・知識」は過去の経験を経て得た「現在」のスキルであり、「自己PR」は今後どのようなキャリアを歩んでいきたいのかという「未来」に関する事柄だ。

要約

職務経歴書の冒頭にはまず職歴の要約を書こう。要約を書く理由は、採用担当者に時間がない場合でも、さっと目を通すことができるからである。

細かいアピールは本文で行うことになるので、詰め込み過ぎないように注意が必要だ。100字程度が適切だろう。多くとも300字程度に抑えることをおすすめする。

また要約文の中には、面接選考で採用担当に深掘りして欲しいと考えているキーワードを入れておくことを意識しよう。

職務経歴書の経歴要約

職務経歴書の経歴要約

基本的には、「どのような業務を行ってきたか」を中心に、事実ベースで記載していくといいだろう。無駄な情報は可能な限り削ぎ落としていこう。

職務経歴(過去)

要約が書き終わったら、職務経歴の詳細について記載していくことになる。職務経歴とは、過去のあなたに関する情報だ。「どのような業務を行ってきたか」という点について、要約文では書けなかった細かい部分まで記載していくことになる。

以下の要素を意識して、「どのような業務を行ってきたか」を書くと、採用担当にとって分かりやすくなるだろう。

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰に)
  • What(何を)
  • How(どのように)
職務経歴詳細

職務経歴詳細

「When(いつ)」は、その職務を行っていた期間を記載すればいい。「Where(どこで)」は、職務を行っていた企業名・事業部名を記載する。

「Who(誰に)」は、どのようなカスタマー・クライアントを対象としていたのかを記載する。営業であれば、個人・法人なのか、特定の業界向けなのか、など。

「What(何を)」は、どのようなサービス・商材を提供・販売していたかを記載する。そして、「How(どのように)」は、サービス・商材をどのような方法で提供・販売していたかを記載する。

職務経歴の詳細については、職種によって書き方が大きく変わる。そのため、決まった書き方はない。だが、どの職種にも共通するのが、「自身がどのように価値を生み出したか」という点である。

その点、重要となるのは「How(どのように)」の部分だ。実績を残すために、自分ならではの工夫はどのように行ったのか、という点を面接官は最も重要視する。

また、自分ならではの方法を実行した結果、具体的にどのような成果を残せたかを記載することが望ましい。なぜなら、中途採用で欲される人材は即戦力だからである。具体的な成果を残せたということをアピールすることができれば、説得力も増す。

能力・知識(現在)

職務経歴は自身が過去にどのような業務を行い、どのような実績を残したかを伝える。それでは、その過去の業務や実績から、現在どのような能力・知識を身につけることができたのかを、次に記載することになる。

職務経歴の能力・知識

職務経歴の能力・知識

この部分についても、決まった書き方はない。ただ、次の職場でも活かせる能力・知識を記載した方が、面接官へのアピールとなるだろう。業務に活かせるような資格があれば、その資格についても記載しよう。

自己PR(未来)

自己PRとは、あなたが今後どのようなキャリアを歩んでいきたいのか、応募企業に入社したらどのような活躍をしていきたいのか、という未来への意気込みである。

職務経歴書の自己PR

職務経歴書の自己PR

自己PRの決まった書き方はないが、まずは「職務経歴」「能力・知識」において書いた内容の中で、特にアピールをしたい自身の実績・スキルを抽出して記載するといいだろう。

そして、自己PRが「未来」への意気込みという役割を持つことを考えると、今後の自分自身について書くことも大事だ。

  • どのようなスキルを伸ばしていくのか
  • どのようなキャリアを歩みたいのか など

を記載していこう。


スポンサードリンク

SNSでもご購読できます。