接客販売から営業への転職がおすすめな4つの理由!


接客販売として働いているものの、現在転職を考えているという方へ、個人的には営業職への転職をおすすめしたい。

営業職は数字に追われるし、残業も企業によりけりだが発生しやすい職種で、一般的には避けられがちだ。だが、接客販売で働いてきた方が抱える不満をいくつか解消することはできる。しかも、接客販売で鍛えてきた対人能力を活かすことができるので、未経験でも転職がしやすい。さらに、営業職を経験するとその後のキャリアの選択肢も広げられる。この点が、営業職の大きな魅力だろう。

そこで、以下では接客販売から営業への転職をおすすめする理由と、転職する際のポイントについて紹介したいと思う。

1.接客販売と営業の違い

接客オンリーの仕事と営業職の仕事の違いは説明するまでもないだろう。ざっくりと言えば、営業の使命は自社商品を顧客に売ることで、接客は顧客満足を追求することが使命だ。

一方で販売職は自社商品を売るという点では営業と共通している。それでは両者の違いはなんだろうか。それは、顧客の商品に対する関心度である。

販売職の場合は店舗に来店してきた顧客に対して自社商品を勧めることになるが、顧客が自分の意志で来店しているという点で商品に対する関心度は元から低くはないと言える。だが、営業職では顧客の関心がない状態からでもセールスを行わなければならない。そのため営業職においては顧客の潜在的なニーズを引き出す能力が求められるのだ。

もちろん、新規営業か既存営業なのかでも、顧客の商品に対する関心度は異なるが、大雑把に接客販売と営業の違いを説明するとこのようになる。

2.接客販売から営業への転職をおすすめする4つの理由

接客販売から営業への転職をおすすめする理由はシンプルだ。それは営業職への転職が多くの場合に、接客販売職が抱える「年収」「ワークライフバランス」という転職理由を解決することができるからだ。以下、接客販売から営業への転職をおすすめする4つの理由を紹介したい。

2−1.年収が上がりやすい

接客販売として働いているが、現年収への不満から転職を考える方は少なくないだろう。その点、営業職の求人は接客販売と比べて年収が高いものが多く、現年収からのアップが見込める職種だと言える。

もちろん、他にも年収を上げやすい職種はある。だが、未経験の状態でチャレンジできる職種は限られている。自身の過去の経験と全く関係のない職種に転職することは容易ではない。例えば未経験からマーケティング・企画にチャレンジしたいという方は多いが、不可能とまでは言わなくとも険しい道程であることは間違いない。

その点、以下でも説明するが、営業職は接客販売からチャレンジがしやすい職種なので、比較的手軽に年収を上げることができるだろう。

2−2.ワークライフバランスを整えられる

ワークライフバランスを整えることを転職理由として挙げる接客販売の方は少なくない。特にシフト制の働き方を正したいと考える方が多い。

この点営業職に転職をすれば、始業・終業時間が決まっており、土日休みも確保できる。厳密に言えば業態によりけりなのだが、それは求人応募の段階で見極めれば問題ないだろう。

残業が全くないような仕事に就きたいのであれば、事務職や管理部門求人ということになるのだが、未経験でこのような求人に応募していくことは死地に足を踏み入れるようなもの。しかも、これらの求人では年収を上げにくい。
参考記事:事務への未経験転職が難しい3つの理由

であれば比較的年収が上げやすく、シフト制を解消することでワークライフバランスを多少なりとも改善できる営業職をおすすめしたい。

2−3.接客販売から営業への転職は比較的スムーズにできる

転職において人気の求人は、やはり経理・総務・人事といったバックオフィス部門だ。だが、これらバックオフィス部門のハードルは基本的に高い。なぜなら、市場における求人数が少ないからだ。

考えてみれば当然で、バックオフィスは(人事はともかくとして)比較的働きやすい環境であることが多いので、退職者が中々発生しない。また、部署自体も少人数で運営されることが多い。だからこそ、営業職と比べて求人数は少ないし、求人があったとしても少人数採用なのだ。反面、人気があるので応募は殺到し、高倍率になりやすい。

そうなると、企業が応募者を選べる立場になるので、経験者が優遇される。このような事情があるので、接客販売に関わらず、未経験の状態からバックオフィス部門に絞ってチャレンジすることはあまりおすすめできない。

一方で営業はどうだろうか。

転職サイトを検索してみると分かるが、世に出回っている求人の多くは営業職求人だ。営業は企業の売上に直結する職種であり、事業拡大をするには採用は必須となる。だが、営業経験者の採用となると企業同士の取り合いになる。そうなると、知名度のある企業ならまだしも、そうでない企業は採用に苦戦することになり、ハードルを下げる必要性が生じる。そのため、営業職求人は未経験からでも応募可能なものが多いのだ。

さて、営業職求人は他職種からの転職も門戸広く受け入れていることが多いのだが、中でも接客販売経験者は優遇される傾向にある。なぜなら営業と接客販売は顧客に対する対面コミュニケーションが求められるという点で共通しているからだ。もちろん、上述したように営業において求められるスキルはその他にもあるが、最低限でもコミュニケーションを通して相手に良好な印象を与える必要がある。

その点、接客販売経験者は対面コミュニケーションにおける基礎的なスキルは身についていることが多く、身だしなみなども含めて印象管理できている方が多い。つまり、同じ未経験でも他の職種の方と比べてアドバンテージと言える能力があらかじめ担保できているのだ。そのため、接客販売経験者は営業職求人で優遇される傾向にあり、比較的スムーズに転職ができる。

2−4.その後の転職もしやすくなる

一度営業職を経験すれば、その後転職したくなったときも比較的楽に転職ができる。なぜなら、営業職は未経験でも応募OKとしているくらいに、各社採用に困っているからだ。

未経験OK求人がそこらにある中で、営業経験者として転職活動をすればかなりのアドバンテージになることは想像に難くないだろう。反面、接客販売がいくら営業職求人で優遇されるとは言っても、営業経験者と比べては優遇されない。

であれば、将来的な選択肢を増やすためにも営業職へ転職してしまうことをおすすめしたい。

3.接客販売から営業へ転職する3つのポイント

それでは最後に接客販売から営業へ転職する際の3つのポイントについて説明したい。これらを押さえて転職を進めていただきたい。

3−1.とにかく若ければ若いほどいい!

接客販売が営業職求人で優遇される点は上述した通りだが、年齢を重ねれば重ねるほどそのアドバンテージも使えなくなる。というか未経験職種への転職自体が、年齢を一つ重ねるごとに難しくなる。
参考記事:20代の転職は可能性に溢れている。20代転職5つのポイント!

企業が未経験での採用を行う場合のほとんどは、20代の若手が対象となる。未経験者の教育にはコストがかかるが、若手であれば長く活躍してもらうことでそのコストを回収することができるからだ。一方で年齢を重ねれば重ねるほどそのコストは回収しづらくなるし、採用メリットが低くなる。

転職エージェントとして働いてきた経験上、25歳までなら未経験でも積極的に採用してくれることが多い。もちろん26〜29歳でも採用されるが、難易度は上がっていくという印象だ。少なくとも27歳くらいまでにはケリをつけておきたい。

3−2.売上を追う姿勢が必要

接客販売経験者の多くが、営業職求人の転職で苦戦するのは売上を追う姿勢が希薄である点だ。特に接客オンリーの場合は顕著である。

接客オンリーの経験者は顧客に対するホスピタリティを面接において押し出す傾向にあるが、営業職では短期的利益を追うために顧客第一主義をある程度犠牲にしなければいけない局面に出くわすことがある。そのため、自社商品を顧客に売って売上を上げることが営業職の使命であることを忘れず面接に臨む必要がある。

3−3.ワークライフバランスを志望動機にはしない

ワークライフバランスを求めて転職する接客販売の方は多い。その点営業職に転職すれば、時間帯シフトの解消や土日休みの確保など、前職の不満をある程度取り払うことはできる。

だが、営業職は残業が発生しやすいポジションであり、売上を追うプレッシャーもあり、楽な仕事とは言えない。残業が少ない事務職のようなワークライフバランスの実現の仕方は間違いなくできない。

「シフト制の働き方を解消したい」程度なら言っても問題ないが、「ワークライフバランスの実現」を志望動機にしてしまうと、高い確率でお見送りとなるので注意しよう。

4.まとめ

営業職への転職が現職への不満を全て拭い去ってくれるわけではない。それでも接客販売の方が転職するにあたって、シフト制・土日勤務といった不満は解消できるし、年収も上げやすい。しかも、その後の転職もしやすいのでキャリアの選択肢も増える。

転職するにあたって、望みどおりの希望を全て叶えるのがベストだろうが、希望が多くなればなるほど当然そのような求人は少なくなってくる。

個人的にはせっかくの対人能力を活かして営業職でのキャリアをおすすめしたいと思う。


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