第二新卒とは〜第二新卒の転職ポイント〜


第二新卒とは

“第二新卒”とは学校卒業後に就職をして、その後1~3年で転職を目指す者のことを指します。

ただし、あまり明確な定義はなく、転職サービスによって独自の定義を設けている場合もある。大体26・27歳くらいまでの者が対象と考えておいていいだろう。

大学卒の場合だと、新卒入社から3年以内に退職をする者は全体の3割を超えます(参考:『新規学卒者の離職状況に関する資料』厚生労働省)。さらに短大卒・高校卒となるとさらに高まる傾向にあり、約4割の者が就職後3年以内に退職をします。

このように一定のボリューム存在する第二新卒層。転職市場としても活発であり、第二新卒を専門とする転職サービスも近年ではよく見られます。

第二新卒の転職市場における特徴として、職歴の浅さが挙げられる。少し前までは学生であり、”働く”ということがどういうものなのかもしっかりと理解できていないような状態です。”学生”と”社会人”のギャップは大きく、社会人に抱いていた理想と現実にズレが生じるのも大体入社後1~3年でしょう。

転職を決心する理由は人それぞれでしょうが、主に考えられるのは以下の様な点です。

  • 新卒就活の時は妥協してしまった
  • ブラック企業で働いている
  • 現在の仕事にやりがいを感じられない
  • スキルアップがしたい
  • 年収を高めたい
  • 職場環境にストレスを感じる

社会人の現実を知ったからこそ、若いうちに新たなキャリアを歩みたいという気持ちで転職を考える方は多いでしょう。そこで、第二新卒の転職で重視されるポイントについて紹介します。

第二新卒が評価されるポイント

若さでは新卒に負け、能力ではキャリア層に負ける第二新卒。第二新卒の転職市場における価値は中途半端ではあります。一見企業が第二新卒を採用するメリットはあまりないように思えますが、第二新卒には中途半端だからこその強みがあることも事実

企業が第二新卒を採用するメリットには以下のような点が挙げられます。

  • 特定の業界・職種に染まっておらず、比較的柔軟性がある
  • ビジネスマナーが身についており、教育コストを抑えられる
  • 既に社会人経験があるため、自身に合った企業を志望することが考えられ、ミスマッチを起こしにくい

このように第二新卒は新卒と違って、ある程度は即戦力としても計算でき、その上でこれからの成長にも期待できるという点が企業にとってメリットになります。

そのため、第二新卒の転職では、ポテンシャルを評価してもらえるようにアピールしていくことがポイントとなります。何かしらの専門性をアピールすることができれば評価が高まる可能性が高いでしょう。専門性を身につけていなかったとしたら、やはりコミュニケーション能力が重要になります。企業が組織体である限り、コミュニケーション能力が高い人材を活用する方法は必ずあるため、成長性を期待されます。

また、第二新卒の転職市場では、実績を有している者が少ないため、もし抜きん出た実績を既に残しているのであれば転職活動はかなり有利に進められます。そのため、もし第二新卒としての転職を目指すのであれば、現在の仕事に全力で取り組むことも一つのポイントになります。

第二新卒が苦戦するポイント

一方で第二新卒が転職活動において苦戦するポイントは、職歴の浅さでしょう。

経験・スキル不足についてはもちろんですが、その他に採用担当が懸念するのは「またすぐに辞めてしまうのではないか」という点です。

企業は人材の獲得に多くのコストをかけています。そのため、採用した人材がすぐに辞めてしまってはせっかくのコストが無駄になってしまうのです。そのため、転職希望者に逃げグセがついていないか?他責傾向にないか?という点を確認されます。そして、これらの点を確認するために「なぜ前職を辞めた(辞めたい)のか」という質問は必ず聞かれるでしょう。

逃げグセがついている者・他責傾向の者は自分の思い通りにならないと退職してしまうということを、採用担当は目の当たりにしてきているのです。

第二新卒の転職では、前職の退職理由を如何に用意するかが、苦戦するかしないかの分岐点になるでしょう。大それた理由を用意する必要はありません。論理性があり、採用担当にとって納得感があるかが重要です。

第二新卒の転職活動の進め方

実力に自信がある場合はともかく、そうでない場合は第二新卒を専門とした転職エージェントを軸に転職活動を進めていくことがオススメです。第二新卒を専門とした転職エージェントは、第二新卒歓迎の求人しか扱っていないためです。

第二新卒を求める企業というのは、新卒採用で若手を補充しきれなかった企業や、採用力がないため第二新卒を育てるしかない企業であることが多いです。何かあまり魅力的な企業がなさそうですが、知名度のない中小企業だと、どんなに立派な事業を行っていても採用は苦戦するので、あまり気にしないように。しっかりと選べば問題はないはずです。

逆に、第二新卒を求めていない企業は、採用にあまり困っておらず、とにかく優秀な人間を採用したいという場合が多い。そのため、第二新卒としてその中に踏み込むには実績がないと戦うのは難しいです。

だからこそ、第二新卒を専門とした転職エージェントを軸に転職活動を行うのが第一の戦略となります。ただ、第二新卒専門のサービスは条件面が低い傾向にあるので、それ以外の転職エージェントや転職情報サイトもサブとして登録しておきましょう。そちら側の選考に通ったら御の字です。

絶好の転職機会である第二新卒

転職を行うのに第二新卒の時期では早過ぎると考える方は結構います。しかし、断言しますが第二新卒は転職を行う絶好の機会です。

第二新卒が絶好の転職機会である一番のポイントは”若さ”という武器を使える点である。”若さ”という武器だけは、どんなに頑張っても磨けるスキルではなく、万人共通で年を経るごとに使えなくなります。

“若い”というだけである程度能力がなくても許されるというのは、考えてみれば恐ろしい武器です。”若い”うちは周りとの能力差もそれほど際立たない。そのため、採用担当も”ポテンシャル”という曖昧な基準で評価をします。

年齢を重ねたら”ポテンシャル”なんて言ってられません。実績が全てを物語るからです。

逆に言えば、”ポテンシャル”があるという風に見せられることができれば、自分の本来の実力より高い企業に転職することさえできます。実績で見られないうちに転職できるという、なんとも贅沢な時期が第二新卒なのです。

また、”若い”からこそ未経験の職種・業界への門戸も広く開かれています。年齢を重ねれば未経験の職種・業界に転職することは難しくなります。教育するコストが無駄になってしまうからです。しかし、”若い”第二新卒については、未経験だとしてもこれから長く戦力になってくれるのであれば特に問題はない。そのため、未経験の職種・業界の求人は豊富にあります。

“若さ”という武器は今しか使えません。そして”若さ”は磨く必要がなく、等しく誰しもに与えられる武器です。せっかくの武器を使わないのはもったいない。「まだ入社1~3年だから早いかな」と転職活動を思い留まっている方がいましたら、今すぐに転職エージェントに登録することをオススメします。

まず、”早い”ということはありません。ニーズはしっかりとあります。それに、何よりも第二新卒にしか備わっていない強い武器があるのだから。


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