志望動機のまとめ方

パソコンとポールペン

転職で重要な志望動機

新卒就活の時も面接の度に聞かれた、志望動機。履歴書・職務経歴書・面接など、転職活動の選考中でも、必ず問われます。

必ず問われるということは、選考に影響のある重要な質問だということが、容易に想像つくかと思われます。しかし、志望動機を上手くまとめられないという人は結構多い。では、そもそも志望動機ってなんだろう?

志望動機とは、その言葉の通り”企業を志望する動機”である。

ただ、志望動機にもポイントがある。志望動機はある意味好きな人への告白に似た部分があります。相手に想いを告げる時に、”あなたでなければいかない”というオンリーワン感を演出すれば、相手にもその想いがより効果的に伝わるでしょう。一方で、「顔が好みだから」なんていう表面的な理由だったらどうでしょう?それだったら他の人でもいいじゃん、って思われてしまいます。

企業も同じです。志望する企業になぜ入社したいのか?”他の企業ではなく”、なぜその特定の企業に入社したいのか?採用担当者に刺さる志望動機というのは、その企業でなければいけない理由を説明している志望動機なのです。「他の会社でもいいじゃん」って思わせてはいけません。

志望動機を聞くことによって、企業の採用担当者は、転職希望者の入社意欲を図ったり、入社してから実際に活躍するかどうかなどを考えます。自分のアピールが上手くいってたとしても、志望動機一つで落とされてしまう・・・なんてことも現実にあります。

そこで、苦手な人も多い志望動機のまとめ方について、ポイント・注意点をいくつかご紹介します。

志望動機をまとめるポイント

転職活動を決心した理由を振り返る

そもそも、なぜ転職活動を決心したのかをまず振り返ろう。

転職活動とは、現状を打破して新しい環境を求める活動である。つまりは、現状に対する不満や物足りなさが必ずその背景にある。では、その不満や物足りなさとは何かを振り返ってみましょう。給料が低いから、仕事の内容がつまらないから、残業が多いから・・・人それぞれかと思います。

それでは、転職活動を行うことによって、どのようなことをあたなは求めているのでしょうか?それは当然、抱えている不満・物足りなさの解消です。給料が低いのが不満であれば、より高い年収を。仕事の内容がつまらないのであれば、よりやりがいのある仕事をあなたは求めているはずです。

転職活動を決心した理由を振り返って、自分が何に不満・物足りなさを感じていたかを思い返すことは、新しい環境で自身が求めていることを明らかにすることでもあります。

採用担当の立場になって、志望動機を整える

転職活動を決心した理由を振り返れば、新しい環境で自身が求めていることを明らかにできます。

しかし、本音というのは往々にして、包み隠さずオープンにできるような内容ではなかったりします。あくまで採用担当に好印象を与えるような志望動機を用意すべきです。

採用担当の立場になって考えてみましょう。あなたが採用担当だったらどのような人材を採用したいと思いますか?それは、入社して活躍するような人材であるはずです。逆に言えば、入社後の活躍をイメージさせることができれば勝ちです。

そのため、あらかじめ企業研究を行っておいて、志望する企業の事業内容・理念・事業展開を把握しておきましょう。その中で自分が貢献できる部分に目をつけるのです。”御社において◯◯のようなことをしたい”というように、具体的に仕事と結びつけた志望動機は、採用担当者にも響きやすいはずです。

志望動機をまとめる際の注意点

企業オタクにならない

ありがちなパターンの一つですが、企業研究をしまくり、企業の細部に渡る知識をインプットして、それを披露するパターン。

誤解のないように、企業研究自体は重要です。企業研究は、まさに志望動機をまとめる上で役に立ちます。でも、単なる”企業オタク”になってはいけません。企業に関する知識を暗記したところで、その熱意は買われる可能性はありますが、それまでです。知識は知識でしかありません。

企業に関する情報について、自分なりにどのように感じているかの方が大事です。例えば、”音楽で日本をハッピーに”という企業理念があったとしましょう。この理念を丸暗記して、面接の場でそのことをアピールしたとする。理念まで記憶していること自体は、評価されるかもしれません。しかしもっと採用担当が聞きたいのは、その理念を知った上で、”あなたが会社の理念を実現するためにどのような貢献をしてくれるのか”、です。

企業研究で得た情報は、インプットしただけで終わらせないようにしましょう。それを志望動機に用いるには、その情報を知った上で、なぜ自分はその企業に入社したいかということを考察することが重要です。

業界・職種の志望動機からもう一歩踏み込む

業界・職種の志望動機で止まっている、というのもありがちなパターンの一つ。とは言っても、ダメな志望動機というわけではなく、採用担当者に”刺さりきらない”志望動機です。

「金融業界で働きたい」「ウェブ業界で働きたい」「営業の仕事がしたい」「マーケティングの仕事がしたい」・・・・これらは全て志望動機とは言えますが、業界・職種を志望する動機で止まってしまっている。なぜ、”その企業”でなければいけないかの理由にはなっていない。ダメではないが、オンリーワン感は足りないです。

「自分は◯◯業界で◯◯のようなことをやりたいと思っているが、それを実現できるのは御社だけです」というように、業界への志望動機をもう一歩踏み込んで、”その企業の志望動機”にまで落とし込みましょう。

自分本位な志望動機はNG

採用担当は入社してから活躍する人材を求めています。採用活動にも多額のお金がかかっており、企業からしたら先行投資です。できるだけ失敗したくないと思うのが自然です。

その中で、”年収が高いから志望しました”といった志望動機を聞いて、採用担当はどのように感じるでしょうか?きっと自分本位な人間という印象になるでしょう。また、嫌なことがあったらすぐに辞めるような人間であると受け取られるでしょう。

企業は転職希望者の願望を叶えてあげるために採用活動をしているわけではありません。慈善活動ではないのです。転職というのはあなたと企業、双方の利害が一致して初めて、内定となります。win-winの関係を目指すためにも、自分本位な志望動機は絶対に避けるべきです。

具体性を意識

志望動機をまとめる際には、具体性を意識するようにしましょう。

例えば”社風が素敵だと思い志望しました”という志望動機は、何かを言っているようで全く何も言っていません。どの企業に対しても言えるような、ありきたりな志望動機です。社風のどのような部分を素敵だと感じたのか、そしてそこに身を置くことによって自分はどうなりたいのか、などなど。掘り下げて具体的にしていきましょう。

サービスを志望動機にする場合でも同じです。志望する企業のサービスのどこを気に入ったのか?そしてさらに言えば、そのサービスをさらに良くしていくために自分はどのようなことができるのか?ということまで具体的に話せるようにしましょう。

論理性を意識

志望動機に矛盾があると、その部分を採用担当者は突いてきます。そのため、志望動機をまとめる際には論理性を意識する必要があります。

最終的なゴールは、”他の会社ではなくなぜその会社でなければいけないのか”という点について言えるようになることです。「それはうちの会社でなければできないことなのか?」「他の会社でも同じことはできるよ」というように、”その会社でなければいけない根拠”が薄いと、志望動機としての力はいま一つです。

論理が一貫としていれば、採用担当者にどのような質問をされても、自信を持って答えることができます。

企業ごとに志望動機を用意しよう

転職活動は時間が限られているので、中々志望動機を企業ごとにまとめることは難しいかもしれません。しかし、時間が許す限りは、できるだけ一つ一つの企業に対して固有の志望動機を用意しておきましょう。

何度も言っているように、志望動機は”他の企業ではなくなぜその企業でなければいけないのか”を説明するものでなければいけません。全ての企業に使いまわしているよう志望動機がこれに該当しないのは明らかですよね。

企業にはそれぞれ独自のカラーがあり、求めている人材も異なります。面倒かもしれませんが、企業ごとに志望動機をまとめることが、結果的には内定への近道になります。

まとめ

以上、志望動機をまとめる上でのポイントです。

自分が採用担当者だったら、どのような志望動機だと印象が良いかを考えれば、自ずと何がOKで何がダメかはわかるはずです。また、企業研究をしっかりとやっておけば、企業が求めるような人材が把握できるので、意識せずとも相手の求めるような志望動機が言えるようにもなるでしょう。

転職活動のあらゆる場面で頻出の質問であるだけに、志望動機は手を抜かずにまとめておくことがオススメです。


スポンサードリンク

SNSでもご購読できます。