業界素人による転職サイト『ピタジョブ』がどこよりもユーザー視点に立っているという事実。

わかりやすいUI

ソフトウェア会社の作る転職サイト

株式会社ジャストシステムという会社を知っているでしょうか?

1981年設立の東証一部上場企業であり、売上高177億・4年連続最高益(2016年4月現在HPからのデータ)を達成している優良企業。「一太郎」「ATOK」「ホームページビルダー」といった、一般にも馴染みのある製品開発を行っているソフトウェア会社です。事業内容は以下の通り。

「ことば」や「ドキュメント」をコンピューターで扱うための技術やノウハウの研究を中核とした、ソフトウェア製品の開発と販売、および関連するサービスの提供を行う。
株式会社ジャストシステムのコーポレートサイトより

このように、どこから見ても人材業界とは無縁の株式会社ジャストシステムですが、2015年6月より『ピタジョブ』という転職情報サイトの運営を突如として開始しています。

しかし、人材業界の参入障壁は比較的低く、無関係の業界から参入してきたとしてもそれほど驚くことではない。通常であれば、特に話題に上がることもないでしょう。

だが、株式会社ジャストシステムにより開始された『ピタジョブ』については、どうも様子が違う。なぜなら、「参入障壁が低いから新規事業としてとりあえず始めた」にしてはサービスに対する”本気度”があまりにも高いからである。

本記事では、人材業界素人である株式会社ジャストシステムが作った、『ピタジョブ』の徹底したこだわりについてご紹介したいと思います。

業界素人が、どこよりもユーザー理解に努めた

使いづらかったこれまでの転職情報サイト

人材業界は参入障壁が低いからこそ、日々新しいサービスが登場しています。それだけに、無数にある転職サービスの中で存在感を示すのは簡単なことではありません。

それでは、ピタジョブは数ある転職情報サイトの中でどのような点が優れているのだろうか。

転職情報サイトの良し悪しを決める点は、大きく”求人掲載数”と”ユーザビリティ”に分けられます。転職エージェントのように人を介さず、求職者自身で転職活動を進めることが前提なのであるから、サイトの情報量と使い勝手が重要であることは当然だと言えます。

サイトに掲載されている求人の数が多ければ多いほど、求職者の選択肢が広がります。他のサイトにない求人が掲載されていれば、それだけでそのサイトは他と比べて価値があると言えるでしょう。

そして、求人掲載数を増やすことについては、基本的にどの人材会社も力を入れています。なぜなら、求人の掲載に課金をしている人材会社にとって、”求人掲載数を増やす”ことは”売上を増やす”ことに繋がるからです。

一方でユーザビリティについてはどうだろう。

転職情報サイトは数あれど、ユーザビリティに優れた使い勝手の良いサイトは中々思い浮かびません。これは、求人掲載数を増やすことに比べて、ユーザビリティの向上を各社が重視していなかったことが原因でしょう。

ユーザビリティが高ければサイトにユーザーが集まり、ユーザー数増加により求人企業にとっても魅力的なサイトとなり、自然と掲載求人数は増えていくことが考えれます。このことが頭ではわかっていても、本腰を入れてユーザビリティ向上に力を入れる企業は多くありません。

なぜなら、転職情報サイトのリニューアルはデータベースとの連携も関わってくるため、多大なる金銭的・人的コストが発生するからです。その割に短期的な成果が臨めないことに加え、成果を計測すること自体も難しい。であれば、営業にコストを集中させて、求人掲載を刈り取りにいった方が効率的と考えるのも無理はありません。

このような背景もあり、今までの転職情報サイトは使いづらいものが多かった。

徹底的にユーザビリティにこだわったピタジョブ

ピタジョブが目をつけたのは、他の転職情報サイトが重視したくてもできずに後回しにしていた”ユーザビリティ”の面である。しかも、”徹底的に”です。

人材業界の素人であるはずのソフトウェア会社が、誰よりも徹底してユーザー視点に立ってサービス開発を行ったという事実について、人材業界は反省すべき点があるでしょう。

それはともあれ、今まで人材業界が怠っていた点に本腰入れて取り組んだからこそ、ピタジョブは無数にある転職情報サイトの中でも際立った存在となることが出来たのです。

ピタジョブのユーザビリティへのこだわりは細部にまで渡ります。何といっても、サービスを開始する前のユーザー登録の時点から、早くもユーザーへの配慮が感じられるのです。

ユーザー登録

ユーザー登録

登録に必要な項目は4つのみ。氏名すら必要ありません。ただ、転職エージェントならともかく、転職サイトが会員登録を簡易にしていることはさほど珍しいことではない。だが、もちろんピタジョブの使いやすさはここに留まりません。

わかりやすいUI

わかりやすいUI

ピタジョブで特筆すべきはUIの分かりやすさでしょう。ポップな色使い・イラストやアイコンの多用・適度な大きさの文字・不要な文章のカットなどなど。使いやすさは群を抜いています。

そして使いやすいだけではありません。”使いたくなる”のです。

ピタジョブには独自の切り口による求人検索や企業ランキングが用意されています。「自慢できる求人」といった求人検索、「TV紹介数が多い企業ランキング」「Facebookいいね数が多い企業ランキング」といった企業ランキングなど、思わずクリックしたくなるようなコンテンツに溢れています。

そのことにより、ユーザーは”楽しみながら”転職サイトを使っていくことができるのです。

細かく言えばキリがないのでこの辺で留めますが、とにかく使いやすく、楽しい。

業界素人であるはずの株式会社ジャストシステムですが、どこよりも深くユーザーの理解に努めたことが、ピタジョブのサービスの隅々から伝わってきます。

転職のプロじゃないからこその、ユーザー視点

株式会社ジャストシステムは転職のプロではありません。

しかし、転職のプロではない素人だからこそ、ユーザー視点から既存の転職情報サイトの持つ問題点に気づくことができ、よりよいユーザー体験を与えるための発想を得ることができたのでしょう。

人材業界に身を置いている者では、どうしてもこれまでの常識に囚われたり、大きく変化させることによる失敗のリスクを考えてしまい、既存の延長線上で物事を考えてしまいます。

ピタジョブのように徹底してユーザビリティを意識した転職情報サイトがこれまで少なかったからこそ、ピタジョブが登場したことによって、人材業界各社が今後ユーザーに目を向けてサービスを向上させていくことを期待したいです。



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