転職目的を整理する


自分が求めている環境とは?

現在の仕事に対して何となく不満や物足りなさを感じている場合、転職はその状況を打破する一つの選択肢となります。

転職をするということは、今まで1日の大半を占めていた環境を大幅に変化させることを意味します。そのため、「現在の仕事より自分に向いている仕事なんて本当にあるのか?」「転職をすることによりなおさら状況が悪化したらどうしよう・・・」というような不安も生じるでしょう。

現在の仕事も最初は魅力的に感じて入社したのであれば、転職活動をしても結局何も変わらないとなおのこと感じるでしょう。

しかし、仕事をして様々な経験を重ねていくと、自身のスキル・考え方・興味は変わってくるものです。当初は刺激的に感じていた仕事であろうと、時が経ると物足りなく感じることもあります。

転職活動というのは、”現在の自分”が感じている物足りなさ・不満を解消する手段です。”過去の自分”が満足していたとしても、”現在の自分”が物足りないと感じているのであれば、転職を検討するには十分です。逆に言えば、転職先でまた物足りなさを感じれば、その時にはまた転職を検討すればいいのです。

日本には無数の企業が存在します。”現在の自分”が求めている環境は必ず存在します。

それでは、現在の自分が求めているのは一体どのような環境であろうか。それを明確にするには、そもそもの転職目的に立ち返る必要があります。

転職目的の整理

現状への物足りなさ・不満を整理

転職活動の背景には必ず現状への物足りなさもしくは不満が関係しているはずです。仕事に満足しているのであれば、そもそも転職活動を検討しないはずだからです。

そして、転職活動の目的は最終的にはこの物足りなさ・不満を解消することにあります。現状を改善しようと考えて行う転職活動において、さらなる物足りなさ・不満を感じるような転職先にわざわざ入社しないでしょう。

各々が抱えている不満・物足りなさは様々でしょう。以下には代表的なものを挙げます。

  • 仕事へのやりがいを感じない
  • 成長を見込めない
  • 設備環境に不満がある
  • 安定していない
  • 年収が低い
  • 残業が多い
  • 休みが少ない
  • 会社の理念に共感できない
  • 福利厚生が整っていない
  • 人間関係に問題がある

このような不満・物足りなさをまず思いつく限り挙げていきましょう。ただし、不満・物足りなさはそれだけでは転職活動の目的にはなりません。”目的”とは「○○〜たい」というように自分が能動的に目指そうと考えている対象です。

そのため、不満・物足りなさを挙げたら、それらを解消するためにはどうありたいかを考えるのです。

目指す方向性の明確化

不満・物足りなさというのは裏返してみれば、自分自身が求めていることが明らかになります。

  • 仕事へのやりがいを感じない→やりがいのある仕事がしたい
  • 成長を見込めない→成長できる仕事がしたい
  • 設備環境に不満がある→最新の設備が整っている環境で仕事がしたい
  • 安定していない→生活の安定が臨める会社に入りたい
  • 年収が低い→給与の高い会社に入りたい
  • 残業が多い→残業が少ない・残業代が出る会社に入りたい
  • 休みが少ない→一般水準の休暇が与えられる会社に入りたい
  • 会社の理念に共感できない→理念に共感できる会社に入りたい
  • 福利厚生が整っていない→福利厚生が整っている会社に入りたい
  • 人間関係に問題がある→人間関係でストレスを感じない職場で仕事がしたい

このように不満・物足りなさを裏返してみると、転職活動で自分自身が何を求めているのかが分かります。さらに、言えば「業界・職種・企業・職場」のどの部分を変化させるべきかもわかります。

例えば、人間関係の問題であれば転職をしなくとも部署を変えてもらえれば解決されるかもしれません。一方で理念への共感は、企業自体を変えなければ解決されない問題でしょう。

目指す方向性が決まったら、今度はさらに詳細に自分の目的を深堀りしていきましょう。

目的を具体化

転職の方向性が明らかになったら、次は具体的にどのような企業に転職をしたいのかを明確にしなければいけません。例えば”年収の高い会社に入りたい”という方向性が明らかになったとしても、どの程度の年収を”高い”と考えているかによって、志望企業は変わります。
転職活動の方向性を明らかにしても、目的を具体化させないと、志望企業を絞り込めません。

  • やりがいのある仕事がしたい→やりがいのある仕事とは?
  • 成長できる仕事がしたい→成長できる仕事とは?
  • 最新の設備が整っている環境で仕事がしたい→どの程度の設備が整っていればいいのか?
  • 生活の安定が臨める会社に入りたい→どのような会社が安定しているのか?
  • 給与の高い会社に入りたい→年収がいくらであれば”高い”のか?
  • 残業が少ない・残業代が出る会社に入りたい→残業が少ないとはどの程度か?
  • 一般水準の休暇が与えられる会社に入りたい→年間休日はどこまで欲しいか?
  • 理念に共感できる会社に入りたい→どのような理念に共感するか?
  • 福利厚生が整っている会社に入りたい→どのような制度が整っていればいいのか?
  • 人間関係でストレスを感じない職場で仕事がしたい→どのような職場環境であれば問題がないのか?

自分自身が何を求めているか、”具体的”に言語化できるようにしましょう。

キャリアの棚卸し

転職目的を整理する際、自身のキャリアを棚卸しすることも重要です。

これまでどのような仕事をしてきたのか、どのようなスキルを身に付けたか、どのような想いで仕事に取り組んでいたかなどを改めて振り返ることにより、転職の目的が見えてくることもあります。

転職目的の整理が第一歩

転職目的を整理していると、転職をしなくともそもそも目的が達成できるなんてこともあります。だからこそ、転職活動を始めるにあたり、転職目的の整理を一番はじめに行う必要があるのです。

また、転職目的が整理されていないと、自分が志望するべき企業も浮かび上がらないはずです。なんとなくで転職活動をしてしまうと、妥協して入社して、結局また物足りなさや不満を感じてしまうかもしれません。

納得のできる転職活動を行うためにも、転職目的の整理は手を抜かずに行うことが大切です。


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