転職に学歴は関係あるのか?


学歴によって転職活動が有利・不利になることはあるのだろうか。気になる方は多いはずだ。そこで、本記事では転職活動における学歴による影響の実情について説明したいと思う。

1.学歴によって転職エージェントの扱いが変わる?

1−1.ウェブ登録時に求職者の情報を確認する

転職活動を行うにあたり、サービスが豊富な転職エージェントに登録する方は多いはずだ。だが、実は転職エージェントでも学歴によって登録者の扱いを変える場合がある。

なぜかというと、転職エージェントは、一人一人の登録者に対して専任のキャリアアドバイザーを担当としてつけるため、全ての登録者に対応することが現実的に不可能だからである。

では、学歴によってどのように扱いが変わる可能性があるのか。

まず、転職エージェントではウェブ登録を行った後に、個別面談を行うのが一般的だ。このウェブ登録時点で、転職エージェントは登録者の経歴を見て、個別面談を行うか行わないかを判断する。なぜなら、キャリアアドバイザーの人数が有限であるため、全ての登録者に対して個別面談を行うことが困難な場合があるからである。

ここで、もし学歴が秀でていると、「とりあえず個別面談で会ってみよう」という気持ちになりやすい。逆に、経歴に突出した部分がないと、サービス提供自体を断られる可能性もある。
参考記事:転職エージェントに相手にされない?「紹介できない」と言われた時にどうするか。

不公平ではあるが、キャリアアドバイザーの人数が有限であり、転職エージェントが営利企業である限りは正直仕方のないことではある。

ただし、学歴だけを見て判断するということはあまりない。むしろ、重要度でみれば、職歴の方が重要視される。学歴が秀でていれば有利になる程度に留まる。

1−2.学歴によって紹介される求人が変わる

表立って学歴で足切りを行う求人はほとんどない。

だが、転職エージェントはあらかじめ、どのような人材を求めているか企業にヒアリングをしている。そのため、「高学歴層を想定している」と企業からオーダーがある場合は、登録者の学歴によって求人を紹介するかしないかを変える場合がある。

そのため、学歴が秀でていれば、紹介される求人の幅が広がることもある。逆に言えば、学歴によっては、自身の志望する求人を紹介されず、チャレンジさえできないということもあり得る。

この点は、転職エージェントのデメリットではある。転職求人サイトであれば、誰でも応募自体は可能なため、少なくともチャレンジすることはできる。

しかし、実は転職エージェントならではのメリットもある。それは、”ゴリ押し”である。以下に例を示そう。

実は、「学歴はこれくらいを求めている」と企業側からオーダーがあったとしても、転職エージェントが「学歴は基準に達していないが、人物として非常に魅力的であるため、とりあえず一度面接をしてくれ」と”ゴリ押し”で書類選考を通過させる場合もある。つまり、通常応募だと足切りされてしまうが、転職エージェントを利用したために、書類選考を通過できるということもある。

この”ゴリ押し”はキャリアアドバイザーの力量に大きく左右されるので、転職エージェントを利用する場合は、キャリアアドバイザーとの相性はしっかりと見極めよう。

2.学歴によって書類選考の通過率が変わる?

先程も話したように、表立って求人情報に学歴の基準を記載する企業はほとんどない。だが、裏では基準を持っている企業はある。

企業にとって採用活動は負担のかかる作業である。書類に目を通さなければいけないし、面接のためにスケジュール調整をして会う時間を割かなければいけない。そのため、書類選考で一定の基準を設けて、採用の負担を減らそうと考えるのはこれまたある程度は仕方のないことである。

学歴が秀でていると「とりあえず面接してみよう」という気持ちになって、有利になることはあるだろう。そのため、学歴によって書類選考の通過率が変わる可能性はある。

だが、転職活動においては、学歴よりも職歴が重視されることが多いので、その点は頭に留めておこう。そういう意味でも、前職で実績を残すことが重要だ。
参考記事:転職成功の鍵は、今の仕事を本気でやること

また、面接選考に入ると学歴はいよいよ重要視されなくなる。人物面や過去の実績の方が面接官は気になるからである。多少印象を左右することはあるかもしれないが、学歴だけで選考が大きく有利・不利になるということはほとんどない。

書類選考の通過率を気にする方もいるだろうが、中途採用においては履歴書よりも職務経歴書が重要視される。職務経歴書において自身のスキルや実績をアピールできれば、学歴で判断されることはまずない。

3.年齢によって学歴の重要度が変わる

転職活動では、基本的に学歴よりも職歴が重要視される。

新卒採用だと、採用対象が社会人経験のない学生なので、面接官の判断材料も少ない。そのため、学歴が重要視されることもあるだろう。

だが、中途採用では「即戦力になるかどうか」が面接官の興味関心となる。

そのため、転職活動においては年齢によっても学歴の重要度が変わる。新卒とほとんど変わらないような社会人経験年数だと、面接官の判断材料も少ないため、学歴が重視されることも少なからずあるかもしれない。

だが、年齢が上がるにつれて、学歴よりも「活躍するかどうか」が重要になる。つまり、学歴の重要度がどんどん下がっていく。

4.実績が最重要

4−1.中途採用では即戦力が求められる

中途採用で企業が採用したいと考えるのは”即戦力”だ。即戦力であれば、学歴なんてなくとも関係ない。

つまり、転職活動で最も重視されるのは”実績”なのである。過去にどのような実績を挙げたのかを説明し、それが企業にとって魅力的であれば、採用される。

書類選考のように、判断材料が少ないフェーズでは、学歴によって多少の有利・不利があっても、面接選考ではその重要度が著しく低くなる。

4−2.印象は多少変わる可能性がある

学歴が秀でていることは、何かしらの能力が高い証明にもなり、過去において努力をした証明にもなる。そういう意味では、印象は多少変わる可能性はある。

だが、印象が変わるレベルであり、やはり重要なのは実績であろう。

転職活動では学歴の重要性が低いので、スキルを磨いたり、実績を出すことに注力するべきだ。


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