ハローワークと転職エージェントを比較!使うならどっち?


国が運営するハローワークと民間が運営する転職エージェント。どちらも転職活動の際に利用を検討する方は多いだろう。だが、どちらを利用すべきか迷われる方も多いはずだ。

そこで、このページではハローワーク・転職エージェントそれぞれの違いを説明したいと思う。両者の特徴を理解した上で、自身に合ったサービスを利用すべきだろう。もちろん、両方とも利用するという手もありだ。

1.ハローワークと転職エージェントの違い

まずは、ハローワークと転職エージェントの違いについて説明したい。運営元が国と民間という点では大きな違いがある両者だが、サービスの内容はどうだろうか。

1−1.どちらも求人を紹介してくれる点は同じ

転職エージェントはWebで申し込みを行い、その後個別カウンセリング・求人紹介を経て、企業の選考に進むことになる。ハローワークは申込みを行わなくても利用でき、訪問したら求人検索機で求人を探し、ハローワークの職員とカウンセリングを行い、求人応募・選考へと進んでいく。細かい点で違いはあっても、大枠ではそれほど差はない。

1−2.求職者にとってはどちらの利用も無料

また、ハローワーク・転職エージェントいずれも利用は無料だ。

民間運営の転職エージェントがなぜ無料なのか気になる方もいるだろうが、それは転職エージェントのビジネスモデルに関係している。転職エージェントは求職者からお金を取らない代わりに、求人を出す企業からお金を取っているのだ。具体的には、企業が転職エージェント経由で人材を採用した場合に成功報酬として費用をもらっている。
参考:転職エージェント(人材紹介サービス)について

一方で、ハローワークは企業側の利用も無料だ。いずれにせよ、求職者にとってはどちらの利用も無料という点では共通している。

2.求人の違い

今のところハローワークと転職エージェントに大きな違いはないように思われるかもしれない。だが、取り扱い求人の面で両者の違いは大きい。この違いは、企業側にとってハローワークの利用が無料であるのに対して、転職エージェントでは有料であることによって生じる。以下、詳しく説明。

2−1.膨大な求人数を取り扱うハローワーク

ハローワークはとにかく膨大な求人数を扱っている。なぜなら、掲載が無料だからである。民間の転職エージェント経由で企業が人材を採用するとなると、年収の30%程度の費用が必要になる。決して安くはない採用費用だ。

そのため、採用にお金をかけられない企業はハローワークを利用することになる。採用にお金をかけられない企業は全国を見渡せば星の数ほど存在しており、一方でそのような企業も人手不足に悩んでいる。

そうなると当然ハローワークを頼ることになるので、結果的にハローワークには膨大な数の求人が集まることになるのである。ハローワークインターネットサービスを調べてみると、その数はなんと120万件(2017年2月現在)を超える。

大手転職エージェントのリクルートエージェントDODAが10万件超であることを考えると如何に圧倒的であるか理解できるだろう。

2−2.求人の質は圧倒的に転職エージェント

“質”という言葉を使うのが適切かどうかは分からない。だが、ハローワークにある求人は玉石混交であることは事実だ。もちろん転職エージェントで扱われる求人もそういった面はある。

しかし、採用にお金をかけられるということは、ある程度資金に余裕があるということでもある。そういう意味で”質”を定義すると、転職エージェントの求人の質は間違いなくハローワークを上回る。大手企業や知名度のある企業の求人を探すなら、転職エージェントの方が見つかりやすいはずだ。

2−3.民間ならではのサービス提供を行う転職エージェント

求人の質もそうだが、サービスの質もやはり転職エージェントに分がある。

転職エージェントは民間により運営されているからこそ、競争原理が働き、サービスの質を高めることには熱心だ。売上が立たないと潰れてしまうため、アドバイザーのレベルもハローワークと比べて高い。適切な求人を紹介できないと求職者が離れていってしまうため、企業と求職者をマッチングさせる意識も高い。

一方でハローワークは国が運営しているので求職者のセーフティーネットにはなり得るが、売上を立てるという意識がないために、サービスレベルを高めることへの意識は民間の転職エージェントと比べて希薄だ。もちろん、中には素晴らしい相談員もいる。営利事業ではないだけに、こういった素晴らしい相談員は、純粋に求職者のことを想ってアドバイスをしてくれるだろう。

3.結局どっちを使うべき?

求人数が多いハローワークと求人・サービスの質が高い転職エージェント、結局どちらを使うべきか。以下、個人的な意見にはなるが紹介したい。

3−1.基本的には転職エージェントを利用すべき

ハローワークの求人数は膨大とはいえ、全ての求人に応募することはもちろん、内容を確認することさえ現実的ではない。であれば、ある程度絞られた選択肢の中から求人を選んだ方が、自分に合った企業は見つけやすい。

その点、転職エージェントなら前述したように、採用費用を賄えるという点では一定の資金力が担保された企業が取り扱われている。もちろん中には、外部から資金調達を行っているものの、売上はまだあまり立っていないベンチャーもいるだろう。しかし、その場合でも外部から資金調達できる能力があるという判断はできる。

さらに、転職エージェントであればアドバイザーが求職者の希望や適性からおすすめ企業をピックアップしてくれるので、より選択肢が絞られる。的はずれな求人を勧めてくるアドバイザーであれば、アドバイザーを代えてもらうか、転職エージェント自体を変えるという手段も取れる。

キャリアアップを目指すなら、やはり民間の転職エージェントが圧倒的におすすめだ。

3−2.求人が少ない地域はハローワークも活用

ただし、転職エージェントでの取り扱い求人が少ない地域も少なくはない。都市圏であれば転職エージェントが間違いなく事業を展開しているが、企業が少ない地域では営業所を置くのもコストになるので、転職エージェントは積極的に事業を行わない。

そのような場合に、ハローワークのセーフティーネットとしての役割が働く。民間では利益が出なくて注力しない地域でもサービス提供を行うのが、国営の強みだろう。

近くに転職エージェントがなかったり、あったとしても求人が少ない場合は、ハローワークを活用しよう。

3−3.転職エージェントからの紹介がない場合もハローワークを活用

また、転職エージェントは営利目的で運営されているため、全ての求職者に対して公平にサービス提供を行うわけではない。
参考記事:転職エージェントに相手にされない?「紹介できない」と言われた時にどうするか。

場合によっては求人を全く紹介されずに門前払いされることも残念ながらある。転職エージェントは数多く、あらゆる層に向けたサービスが存在するので、全ての転職エージェントから門前払いされるということはさすがにないが、探すのも手間だろう。

そんな時も、やはりハローワークを活用すべきだろう。ハローワークであればサービス提供を断れるということがないからだ。

4.ハローワークの求人はネットでも見れる

ハローワークの利用を検討している方には、一度ハローワークで扱っている求人をインターネットで検索することをおすすめしたい。実は、ハローワークインターネットサービスというウェブサイトがあり、わざわざ窓口まで行かなくとも検索できるようになっているのだ。

ただし、使い勝手は非常に悪い。なので、シゴト.inなどハローワークの求人を転載しているサイトを使った方が探すことにストレスもないだろう。

興味があれば見てみよう。

5.まとめ

以上、ハローワークと転職エージェントの違いだ。

求人の質・サービスの質を考えて、基本的には転職エージェントの利用がおすすめだが、ハローワークも場合に応じて活用するのが一番良いと思う。


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