外資系企業の面接対策6つのポイント

英語面接の様子

外資系企業というと、社員全員が英語を流暢に話すことができるイメージで、英語力がないととても入社できないと思っている方は多い。だが、世間一般で思われているほどに外資系企業で求められる英語力は高くない。

私自身外資系企業での勤務経験はあるが、国内企業と比べて社員の平均的英語能力が高いとはいえ、カタコトの人間もそれなりの数いる。また、社内で英語を話す頻度も部署によって異なり、ほとんど話さないような部署も少なくない。私が働いていた企業の営業部署では、業務の8〜9割が日本語だった。もちろん、上司が外人という場合もあり、その場合は英語を使う機会はかなり増えるが。また、社内システムは全て英語だ。とはいっても、これは慣れれば意外と対応できる。

つまり外資系企業は、国内企業と比べて遥かに英語を使う機会はあるものの、英語をペラペラと話せなくともやっていけるくらいのレベル感なのだ(もちろん企業による)。そのため、もし興味があるのであればチャレンジすることをおすすめしたい。

ただし、外資系企業を受ける場合の難関と言えば、やはり英語面接だ。ペラペラと話せる必要はないのだが、下準備をしなければさすがに受からないのが、英語面接である。逆に言えば準備さえしておけば、それほど恐れるものでもない。

そこで、このページでは外資系企業を受ける際の面接対策ポイントについて紹介したいと思う。

1.外資系企業の面接対策ポイント(事前準備〜心構え)

外資系企業への転職は事前準備が全てと言っても過言ではない。面接の内容自体は国内企業と比べて大変ということはないが、母国語ではない言語で話すことになるので、国内企業と同じレベルの準備だと良い結果は望めない。逆に言えば、準備さえしっかりとやっておけば、恐れるに足りない。

1−1.想定質問に対する原稿を用意する

日本語の面接であればアドリブで質問に答えていくことはできるだろうが、よほどネイティブでない限り英語面接でそれは難しい。そのため、外資系企業の面接では必ず想定質問に対する原稿を”英語”で準備しておこう。

筆者は外資系企業の面接に臨む際、想定質問に対する回答は一言一句準備をしていた。ただし、文法レベルまで完璧にしておく必要はなく、相手に伝わるレベルでOKだ。文法レベルまで完璧にしようとすると、いくら時間があっても足りない。また、なるべく本番を想定して、口語で作っておいた方が良いだろう。

特に、外資系企業では電話面接やテレビ面接など、対面で行われないケースも多く、その場合は原稿が大きな助けとなる。原稿があるのとないのとでは大きな違いが出る。

1−2.何度も口に出して読み上げる

原稿が出来上がったら、次のステップとして口に出して読み上げていこう。

英語面接では驚くほどに面接本番で単語が飛ぶ。かなり簡単な単語でさえ、本番の緊張で出てこないこともある。そのため、口に出して身体で憶えていくしかないのだ。口に出して読み上げていくことで、発音しにくい単語も明らかになり、より発音しやすい単語への置き換えも検討できるようになる。

英語面接では、相手に自分の回答をしっかりと伝えることが重要である。どんなに内容を完璧に仕上げていても、発音が悪すぎて何を言っているかわからないのでは無意味だ。口に出して読み、発音の練習をすると共に、伝わない可能性があると判断した部分はどんどん改善していくべきだ。

1−3.模擬面接を行う

もし友人に英語を話せる者がいれば、模擬面接を依頼しておこう。

英語面接には慣れていない人の方が当然多い。そのため、なるべく本番に近い形で練習しておいた方が良い。特に、英語面接では、同じ質問内容でも質問の仕方が少し変わるだけで動揺することがある。

どんなに準備していても、予想外のことが起こるのが英語面接だ。予想外に慣れておくためにも、模擬面接はしておきたい。対面ではなく、電話やスカイプでも構わないので本番前に何度か経験しておこう。

1−4.電話面接では躊躇なく原稿を読む

外資系企業の一次面接は電話で行われることが多い。そして、自分の姿が見えない電話面接では、躊躇なく用意していた原稿を読むことをおすすめしたい。

面接官側も原稿を読んで話している可能性は当然考えているだろうが、そもそも電話面接の目的は基礎的なコミュニケーション力・英語力・その他スキルの確認のために行われることがほとんどなので、読んでいようが読んでいまいが気にされることもない。非対面で行うメリットを存分に活かして、準備していた原稿をパソコンで表示したり、紙で印刷して、想定していた質問が出てきたら、そのまま読み上げよう。

さらに、イヤホンをつけて面接を行えば両手が空くので、英語での表現方法がわからない単語が出てきたら、調べてしまえがいい。

1−5.テレビ面接に誘導する

外資系企業では、自身が遠隔に住んでいる場合や面接官が日本にいる機会が少ない場合に、柔軟にテレビ面接で対応してくれることが多い。

テレビ面接では自分の姿が映っている分、電話面接ほどおおっぴらに原稿を読むわけにはいかないが、それでも対面で行うよりはそういったカンニングも行いやすい。そのため、可能であればテレビ面接に誘導することをおすすめしたい。

もちろん、難しければ諦めるしかないし、テレビ面接は技術的なトラブルのリスクもあるので、無理に誘導する必要はないが。

1−6.単語を忘れても焦らずに言い換えを考える

練習でできたことが面接でできないことはよくある。特に英語面接の場合は、どれだけ準備して臨んでも単語が飛ぶということはよくあることだろう。

しかし、重要なのは自分の意を相手に伝えることである。高度な単語を披露する必要はないので、単語を忘れてしまったら、簡単な単語でもいいので冷静に言い換えを考えよう。

2.外資系企業の面接想定質問

企業によって異なる面もあるが、実は外資系企業で聞かれる質問は国内企業とほとんど変わらない。特に一次面接は英語能力を測る目的で行われることが多く、あまり深掘りされないことが一般的だ。

二次・三次面接と進めていくにつれて質問内容が高度になっていく傾向はあるが、とりあえずは以下の想定質問に対する回答を準備しておけば、最低限はクリアできる。

    • 自己紹介
    • 過去の経歴
    • 成果を出すために工夫した点
    • 転職理由
    • 志望動機
    • 入社後にどのような活躍をしていくつもりか
    • ストレス解消の方法
    • 自身の強み・弱み
    • 逆質問

3.外資系企業に強い転職エージェント

外資系への転職エージェントは通常の転職エージェントではなく、外資系に特化した転職エージェントの利用をおすすめしたい。外資系では履歴書/職務経歴書の書き方からして国内企業と異なることが多く、通常の転職エージェントではその点をサポートしきれないためだ。

3−1.JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント

JACリクルートメント』は外資系・海外の転職に強い転職エージェントとして業界でも有名な企業である。

ハイクラスな求人が多く、年収600万以上の求人を見つけ出すことができる。外資・海外の転職サポート経験が多いだけに、英文レジュメの書き方や面接対策のポイントを押さえているのも魅力。関東圏・関西圏を中心に国内9拠点を構えているので、近くにあれば使いたいところ。

ただし、ハイクラス求人が多い人気の転職エージェントであるため、これまでのキャリアは厳しく見られる。ある程度キャリアに自信があるか、英語力の担保がないと紹介をしてもらえない可能性があることに注意が必要。

3−2.ロバート・ウォルターズ

ロバート・ウォルターズ

ロバート・ウォルターズ

ロバート・ウォルターズ』も外資系転職に強い転職エージェントとして業界で有名だ。

ロンドン発の会社で世界28カ国に展開するグローバル企業、そして日本にも東京・大阪にそれぞれ拠点を設けている。外資に特化しているだけあり、外資系・日系グローバル求人の質は高い。JACリクルートメントと同じく、外資系転職のノウハウが豊富なのも魅力だ。

3−3.リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント

リクルートエージェント』は国内最大手リクルートグループが運営する転職エージェントである。

外資系に限らず様々な求人を扱っており、取扱求人数は国内最大級だ。外資という分野に限ってしまえば、JACリクルートメントもしくはロバート・ウォルターズの利用をおすすめしたいが、その他にも幅広く求人を見たいのであれば登録してみよう。特に、リクルートエージェントは国内に数多くの拠点を設けているので、地方でも利用できるのが強みだ。


スポンサードリンク

SNSでもご購読できます。