ユーザーファースト徹底のエン・ジャパンによる、『エンエージェント』

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1.エンエージェントとは

『エンエージェント』とは、エン・ジャパン株式会社が運営する転職エージェントサービスだ。
参考記事:転職エージェント(人材紹介サービス)について

エン・ジャパンというと、バカリズム演じる「Mr.エン」のキャラクターで攻めのプロモーションを行っている『エン転職』のサービスが有名だろう。売上は継続的に右肩上がりであり、人材業界においてその存在感は年々増していることは間違いないだろう。

『エン転職』の成功により、求人媒体としてのイメージが先行しているエン・ジャパンだが、国内の人材紹介業として『エンエージェント』を運営しており、こちらの売上高も右肩上がりに増加している。

求人媒体分野における存在感と比べると、まだまだ発達途上という印象だが、ユーザーファーストの姿勢が強いエン・ジャパンの社風を考えると、今後さらに成長していくことが期待できる。

以下ではエンエージェントのサービス特徴等について紹介したいと思う。

2.マーケティング部門が強いエン・ジャパン

人材紹介業は大別すると、営業・コンサルタント・マーケティング部門の3つに分けられる。企業によって体制は異なるし、主要な部門は営業・コンサルタントだと考える方もいるだろうが、本記事においては便宜的にこの3部門に分けることとする。

まず、マーケティング部門は主に求職者をサイトに集客させて、サービスに登録させることがミッションだ。集めた求職者に対してカウンセリングを行い、求人を紹介するのがコンサルタント(キャリアアドバイザー等呼び方は各社異なる)である。そして、営業は紹介先の企業を集める。

ビジネスモデルの性質上、人材紹介業では営業・コンサルタントが社内で力を持つことが多い。マーケティング部門は、売上に直結していないとして中々影響力がないことが一般的だ。実際、転職エージェントでマーケティングが目立っているサービスというのはあまり見ない。

その点、エン・ジャパンは社風としてマーケティング部門の力が強い企業である。『エン転職』におけるロングテールSEO施策である「転職大辞典」コンテンツなどは、そのことを象徴するだろう。
参考記事:チリも積もれば山となる。エン転職の徹底したロングテールSEO。

だが、マーケティング部門が強いことが求職者にとって一体何のメリットがあるのか疑問に思われるかもしれない。それは、マーケティング部門の性質を考えていくと分かる。

営業・コンサルタントはノルマなどもあり、どうしても短期的な”売り”を優先する必要がある。そのため、営業・コンサルタント色の強い転職エージェントでは、求職者を早期にお金に変えるためにも無理な転職を行わせることが全くないとは言えない。

一方で、マーケティング部門はある程度長期的な視野を持って、ユーザーファーストのサービスを作っていかないと大きな結果を出しにくい部門である。

短絡的な結論ではあるかもしれないが、このような部門が強い企業は、短期的な売上だけを優先せず、サービスコンセプトを一から作り上げていき、ユーザー(求職者)にとってベストな選択肢を提供することが長期的に効果があると理解している傾向がある。

実際、エン・ジャパンの越智通勝氏の言葉からも、求職者を軸に事業運営を考えている姿勢が見て取れるだろう。
参考リンク:越智通勝氏インタビュー

それでは、ユーザーファースト意識の強いエン・ジャパンの転職エージェントサービスであるエンエージェントはどのようにユーザーを意識しているだろうか。

2−1.情報を最小限に、見やすさを意識したサイト

エンエージェントがユーザー視点に立っているという点は、ウェブサイトの作り方から窺える。

セミナー情報やおすすめの求人情報をなんでもかんでもTOPページに詰め込んでく人材業界にあって、エンエージェントのウェブサイトは情報量が最小限に抑えられている。

エンエージェントトップページ

エンエージェントTOPページ

多くは語らず、ユーザーにサービスの内容をシンプルに分かりやすく伝えている。

文字量も抑えており、その替わりにアイコンなどを多用して視覚的にサービスの内容について分かるようにしている。

アイコンを多用するサイト構成

アイコンを多用するサイト構成

情報を抑え過ぎている感もあり、『エン転職』と比べるとまだマーケティング部門の力が強くないのではないかと思わせるが、それでもユーザーに使いやすいサイトであろうという姿勢は見える。

2−2.「転職エージェント」検索時に1位表示

また、実はエンエージェントは「転職エージェント」とGoogleで検索した際に、検索結果の1位に表示されるのである(2016年8月現在)。

「転職エージェント」検索時の検索結果

「転職エージェント」検索時の検索結果
※見やすいように広告の表示結果は削除しています

このことは、ユーザーに見やすく・分かりやすいサイトを丁寧に作っていった結果が、検索エンジンへの評価に繋がったことを意味するだろう。

さらに、検索エンジンから効率的に無料で求職者の登録を獲得できていることが予想され、今後エンエージェントが成長していく上での好材料となることは間違いない。

3.エンエージェントのサービス特徴

エン・ジャパンのユーザーファーストな姿勢がエンエージェントにも引き継がれ、今後サービスが発展していく上でポジティブな要素であることは十分に分かってもらえたと思うが、エンエージェントのサービスにどのような特徴があるのかについても説明したいと思う。

まず、エンエージェントは一定の分野に特化しない、総合転職エージェントである。つまり、どのような方でも登録はできる。ただし、職歴によってはサービスが受けられない点は、他の総合転職エージェントと同様だ。
参考記事:転職エージェントに相手にされない?「紹介できない」と言われた時にどうするか。

また、サービスの内容については、他の転職エージェントと比べて何か際立った特徴があるわけではないというのが現状だ。もっとも、総合転職エージェントは一般的にも王道を突き進むことが多いので、他サービスに劣っているということを意味するわけではない。

それに、エン・ジャパンの事業方針が変わらないかぎり、ユーザー(求職者)の視点に立つことは常に意識するはずであり、サービスの質には期待できるはずだ。

以下、サービスについて詳しく掘り下げてみたい。

3−1.紹介求人は10,000件

エンエージェントが扱っている求人数は10,000件であり、転職エージェントとしては決して少なくない。ただし、総合転職の分野で言えば、多いとは言えないのが現状だろう。

求人数は転職エージェントを選定する際のポイントともなる。つまり、求人数という軸ではエンエージェントはまだ登録するメリットが大きくないのが正直なところ。

だが、転職活動の際に求職者が見れる求人数というのは限られているもの。そのため、自分の適性に合った求人を紹介してくれるかどうかも重要だ。

3−2.求職者の理解に努めるカウンセリング

エンエージェントのコンセプトの一つは、「自分の家族が転職をするときと同じようにサポートする」ことだ。

そのために、性格・価値診断テンスとや志向確認アンケートを実施することにより、求職者の人柄を理解することにキャリアパートナー(エンエージェント内でのコンサルタントの呼称)は努めている。

カウンセリングにおいて求職者のキャリアに関する考え方を深掘りすることによって、最適な求人を紹介してくれるのが一つの強みだ。

3−3.求人企業の良い・悪い点の両方を伝えてくれる

また、エンエージェントは求職者と企業のミスマッチを避けるためにも、求人企業の良い点だけではなく悪い点も同時に伝えてくれる。

企業には必ず悪い点はあるはず。そういった点も知った上で転職すれば、入社前・入社後のギャップを少なくすることができ、満足のいく転職ができるだろう。

3−4.入社後のフォロー

エンエージェントでは、求職者を企業に入社させた後のフォローも定期的に行っている。

新天地では様々な悩みが出てくるだろう。そのような時にいつでも相談できる存在がいることは心強いはずだ。入社させて終わりではなく、求職者と長い関係性を築こうと思う、エンエージェントの姿勢が窺える。

3−5.転職経験が少なくても安心、20代・30代の転職に強み

エンエージェントに登録しているユーザーの6割は0〜1回しか転職経験がない。ちなみに、3人1人がはじめての転職だ。転職の経験が少なく、やり方がまだ分からないという方も安心してサービスを受けられる。

また、登録者の9割近くが20代・30代であり、その比率はほぼ半々だ。20代・30代の転職ノウハウについては熟知していると言えるだろう。

4.まとめ

転職エージェントとしてはまだ発展途上のエンエージェントだが、企業自体のユーザーファースト姿勢もあり、今後の成長には期待できるサービスだ。

転職エージェントサービスとしての際立った特徴はまだないが、丁寧なキャリアカウンセリングにより、安心して転職活動を進めていけるはずだ。

転職エージェント選びに悩んでいる方は、一度登録してみてはどうだろうか。


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