基本給・月給とは?入社前に知っておきたい給与の知識!


転職先でどれくらいの給与がもらえるのかは、仕事選びをする上で重要なポイントだろう。それにも関わらず、自分が応募している企業の給与がどのように計算されているか、理解できていない方は多い。

給与が思っていたよりも低かったことに入社後に気づく、なんてことにならないためにも、給与に関する基礎知識はしっかりと身に付けておきたいところ。

そこで本記事では、給与の基本となる賃金である”基本給”、そして基本給と混同されやすい”月給”について以下の通り解説したい。

基本給・月給に関する知識を押さえて、転職活動の仕事選びに役立ててほしい。

1.基本給とは?

「基本給」とは、その名の通り「給与の基本となる賃金」を指す。勤続年数・職種・技能などによって基本給が定められていることが多く、具体的な金額については企業ごとの「基本給表」で基準が設けられていることが一般的だ。

それでは、給与の「基本」が基本給となると、「基本ではない」給与はどのようなものが該当するだろうか。残業手当・地域手当・皆勤手当といった各種手当、また、インセンティブなど成績に応じて支給される給与が挙げられる。賞与なども、もちろん基本給には含まれない。

2.基本給と月給は何が違うのか?

2−1.月給=基本給+毎月固定の手当

次に、基本給と月給の違いについて説明したい。これら2つの言葉を混同している方は多いので、その違いについて理解しよう。

前述したように基本給とは、手当等が含まれていない「給与の基本となる賃金」を指す。

一方で月給とは、基本給に月額固定の諸手当等を加えた、月単位で従業員に支給する賃金額を指すのだ。ここでポイントとなるのが、月給に含める諸手当が”月額固定”のものに限られる点である。つまり、残業手当や出張手当といった毎月支給額が固定ではない手当や、出産祝い金といった特定の場合にのみ支給される手当は月給に含めない。

ちなみに、もし基本給の他に手当等の支給がない場合は、「基本給=月給」ということになる。

応募企業に入社した場合の「実際に支給される月額の給与」を知るには、基本給ではなく月給を調べよう。

2−2.知っておかないと損!月給の罠

基本給が低くても、手当が多くついており、結果的に月給がそこそこ高くなるケースは少なくない。そうなると、基本給を把握しておく必要はないように思える。なぜなら、実際にもらえる給与は「月給」なのだから。

だが、この考え方は危険だ。

月給は月額固定の諸手当等が含まれている金額であることは前述した通りだが、手当は会社の規定によって変更される可能性がある。手当の支給額が減額されたり、手当自体がなくなってしまったりしては、実際に支払われる給与も少なくなる。

さらに、手当の全てが、全員に一律支給されるとは限らない点にも注意が必要だ。例えば、企業によっては地域手当の支給に一定の基準を設けており、その基準を満たしていないと支給がなされないといったこともある。

そのため、転職する際に注目すべきは、「全員に一律支給される手当を含んだ月給」である。

求人情報では「月給20万円〜25万円」のように、幅を持たせて月給を記載していることがあるが、この場合は下限である「月給20万円」の方に注目しよう。このケースだと、「月給20万円」が「全員に一律支給される手当を含んだ月給」であり、最低限保証されている月給だと言える。

2−3.月給と手取りは異なる

また、注意したいのは月給と手取りの違いである。

月給は毎月支給される給与だが、実際に口座に振り込まれる金額は、月給から社会保険料や住民税等を差し引いた額となる。これを手取り額と言う。

求人情報に書いてある「月給」が、そのまま口座に振り込まれる金額ではないことは覚えておこう。

3.基本給は賞与や退職金の計算に用いられることも!

基本給は、給与の基本となる賃金だけあって、様々な場面で計算の基本に用いられる。

例えば、賞与・退職金の額も、基本給を基に計算されるケースが多い。退職金を受け取るのは先になるだろうが、賞与は年収にも大きく関わる。

基本給の多寡によって、その他の支給金の額が変わる可能性があることも頭に入れておこう。

4.まとめ

以上、基本給と月給に関する基礎知識について説明させてもらった。

転職の際に注目すべきは、実際に支給される賃金である月給だろう。特に、基本給は求人情報に掲載されていない場合も多い。

だが、内定後の条件提示の際には、月給の中で「基本給が占める金額」と「手当が占める金額」を必ず確認しよう。さらに、手当の中で「全員一律で支給される手当」と「基準を満たせば支給される手当」も確認しよう。

最低限保証される給与は、「基本給+全員一律で支給される手当」であり、後は条件によって「基準を満たせば支給される手当」が加わることになる。

しっかりと確認しておかないと、入社後の初給料で、思ったよりも給与が少なかった・・・なんてことになりかねない。


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